下忍編
必要不可欠
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着に扱う。当然だ、なにせ、傷付けても傷つけても、この刀はチャクラを流せば元通りになるし、重要なのは内面の特殊物質だけの為、表面の鉄はいくら傷ついても、補充してしまえば、もとの刀に早変わり。
つまり、カトナの刀はカトナのチャクラコントロールさえあれば、無限に使用できるのだ。
そして、同時にカトナの刀は、素晴らしい性質をもう一つ秘めている。
「…先生、ここらへんで、鉄とれる場所知らない?」
「鉄? それなら、サスケとサクラが修行している湖の近くに洞窟があって、それがとれるとかいっていたような…」
「よし、行ってきます」
「ちょっ、おい!?」
カトナを引き留めようと起き上がろうとしたカカシは、その瞬間、体に走った痛みに、いててと呻いたのを聞きながら、カトナはその窓から飛び降りて、適当に散策しつつ、自分のこれから行うべき事項を整理するように、ぽつぽつと独り言を呟く。
「この刀も、昔から扱ってて、軽くなってきた」
「そろそろ、重くしてもいい頃合い」
「比率は6:4になるけど、イタチ兄さんが派遣した運び屋が、ナルトに義手をあげる時に頼んで、あの特殊材料を注文しよう。幸い、この任務をクリアしたら、お金が入る」
適当に歩いていた視界の中にうつった洞窟を見つけ、カトナは口角を上げる。
「見っけ」
さて、カトナの刀は、もう一つ特殊な性質がある。それは、中心のチャクラの通り道さえ残っていれば材料を増やし、新しい形態や刀にすることが可能なのである。
ほかの刀とは違うどころか、恵まれすぎているその性質。カトナはそれを見逃さず、利用する。
「とりあえず、鉄採掘!」
そう言ってカトナは、拾ったツルハシを振り下ろした。
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