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FAIRY TAIL ―Memory Jewel―
序章 出会い
Story3 アネモネの記憶
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く。

「換装!天輪の鎧!」

翼の生えた、銀色の鎧に換装したエルザは銀色に輝く無数の剣を操る。

「舞え、剣たちよ・・・」

エルザの声に従い、銀色に輝く剣たちが円状に舞うと、

循環の剣(サークルソード)ッ!」

剣が回転し、5匹のゴバイロンを攻撃した。

「我・・星の世界(アストラル)に認められし、導かれし者・・・汝、星々の力を、我に分け与えよっ!」

目を閉じ、左手を胸に当てたコテツの足元に、金色の魔法陣が浮かび上がり、コテツの茶髪と額に巻いた赤い鉢巻の端を浮上させる。
右手を宙に高く掲げると、右掌に金色の光が纏わりついていく。
閉じていた黄玉(トパーズ)のような黄色い瞳が、カッ!と見開いた。

金星の閃光(グリント・オブ・ヴィーナス)ッ!」

金色に光り輝く閃光が2匹のゴバイロンの体を貫いた。

黄玉の雷撃(トパーズ・サンダー)ッ!」

両手に雷を纏ったエメラが踊るように体を捻らせ、腕を振るい2匹のゴバイロンを攻撃した。
着々とゴバイロンを倒していき、残り後5匹―――。

「やれ、ナツ!」
「言われなくてもやってやらァ!」

青竜刀(セイリュウトウ)を構えた状態のままのアオイが肩越しから叫ぶのとほぼ同時に、両腕に灼熱の炎を纏ったナツが駆け出した。
5匹のゴバイロン達はナツに背を向けて4足歩行で逃げ出した。

「俺達の前に出て来たのが、運の尽きだったな。」

逃げるゴバイロン達を挑発するように、口角をニィと上げて笑うと、

「火竜の翼撃ッ!」

両腕を勢いよく振るい、5匹のゴバイロンを丸焼きにする。
ナツ達の足元には気を失った30匹のゴバイロンが揃いも揃って地面に横になって伸びている。

「ふぅ〜。」
「やっと片付いたぜ。」

ナツが額の汗を拭いながら息を吐き、グレイが右肩を回しながら呟く。

「木が20本ほど倒れただけで、特に目立った問題は無さそうだな。」
「いやいやいや!十分目立った事してますから!」
「でも、もう後戻りは出来ませんね・・・」
「全く。」

エルザの発言にルーシィが透かさずツッコミ、ウェンディが困ったように呟き、シャルルが腕組をして目を細めながら呟いた。

「まっ、これで邪魔者はいなくなった訳だ。」
「早くここから退散した方が良いと思うぜ。目的地ももうすぐだしな。」

接収(テイクオーバー)を解きながらイブキ、青竜刀(セイリュウトウ)を背中にある鞘に戻しながらアオイが言った。

「バンリ、頂上まで後どれぐらいか分かる?」
「距離は分からないけど、約30分ぐらいで頂上に着くはず。」

鉢巻を締めなおしながらコテツがバンリに問い、施条銃(ライフル)を一瞬で小刀に変え腰に差しながら、表情
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