第八十一話 Magma Area
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し、ゼロナイトメアはセイバーで受け止める。
ゼロナイトメア「なるほどここまでとはな…あの爺の言っていたように俺の宿敵というのも満更出鱈目ではなさそうだな!!」
零距離で放たれるフルチャージショット。
身体を捻ってかわすが、ゼロナイトメアは攻撃の予備動作を終える。
その手に掲げられたセイバーが、天井に届くほど伸びている。
膨大なエネルギーを注ぎ込むことで、セイバーの出力を限界まで引き出しているのだ。
かつてゼロがシグマに使おうとし、不発に終わった幻夢零。
セイバーを力任せに振り下ろす。
ゼロナイトメア「一刀両断!!幻夢零・改ッ!!!!」
幻夢零は絶対防御不可能の技。
回避は明らかに間に合わない。
放たれた斬撃はエックスもろとも、辺り一帯を容赦なく吹き飛ばす。
立ち込める土煙の先には、無残に砕け散った敵の姿が横たわっているはずだ。
…これがオリジナルの技ならばだ。
ゼロナイトメア「ふん、他愛のない」
勝利を確信したゼロナイトメアが嘲笑う。
エックス「この程度か?」
ゼロナイトメア「何!?」
エックスは立っていた。
無傷とはいかなくとも、両の足でしっかりと、力強く。
エックス「お前はゼロじゃない。彼の強さは俺が身を持って知っている。ゼロは…」
ヒートニックスとの戦いの時と同じようにブレードを天に掲げ、そのまま勢いよくに振り下ろす。
バスターブレードのエネルギーを圧縮し、解放する。
エックス「本物のゼロはもっと強かった!!!!」
再び放たれたギガブレード。
先程の幻夢零・改により、ギガアタック使用のエネルギーが溜まったのだ。
ゼロナイトメア「うわあああああああっ!!!!」
ブレードアーマーの最大の攻撃を受けたゼロナイトメアは断末魔の叫び声を上げると霧散した。
ゼロナイトメアの消失に伴い、立ち込めていた邪気も消えた。
エックス「……任務完了だ」
マグマエリアを攻略し、エックスはヒートニックスの残骸からナイトメアソウルを回収するとハンターベースに帰投するのだった。
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