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ロックマンX〜朱の戦士〜
第八十一話 Magma Area
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かな!!?」

黄金の炎を全身に纏いながらエックスに向けて高速で突進してきた。

エックス「う…わああああ!!」

ゴッドバード。
神話に語られるフェニックスよろしく、熱い炎だった。
体当たりをまともに受けたエックスは壁に押し付けられた体勢で必死に足掻く。
焼ける痛みと背中に感じる圧迫。
しかし友や仲間達、そしてナイトメアで狂わされたレプリロイド達のためにという思いがブレードアーマーからレプリカファルコンアーマーに換装させた。

エックス「スピアショットウェーブッ!!!!」

広範囲に渡り、無数の貫通弾を発生させるスピアショットウェーブを炸裂させ、ヒートニックスを弾き飛ばす。

ヒートニックス「俺様の最強の技を!!?」

スピアショットウェーブの貫通弾は炎に相殺されてしまったが、エックスはレプリカファルコンアーマーからブレードアーマーに換装する。
ブレードを天に掲げ、そのまま真っ直ぐに振り下ろす。
圧縮エネルギーの解放により、刀身から放たれる2発の衝撃波。
かつてエックスが纏っていたアルティメットアーマーのみ使用可能だったノヴァストライクと同等かそれ以上の威力を誇ったバスターブレードによる絶技。

エックス「ギガブレードーーーーーッ!!!!!!」

先程のスピアショットウェーブに続くギガブレードの連携。
アーマーを連続で換装することで可能となるギガアタックの連続使用。
しかしそれはエックスの全身に多大な負荷を掛けるが、その代償に見合うだけの破壊力はある。
強烈な衝撃波を受けたヒートニックスは倒れた。
彼の命の炎はまだ続いている。
エックスはバスターブレードを構えながらヒートニックスの様子を伺う。

ヒートニックス「最高だぜ…俺様を倒せる奴がいたとはなあ…」

満足感に満ちたような声色で呟くとヒートニックスは激しい炎を上げて大破した。
最後の紅が空を焼き尽くす光景を眺めながらエックスは思う。

エックス「(ヒートニックス…戦うことでしか己を証明出来ない…そんな奴だった…。)」

自分はどうだろうか?
違うと否定したところで戦闘型として造られた自分は…。

エックス「(いや違う。ライト博士は戦いのためだけに俺を造ったんじゃない。平和を守るためにこの世界に生を受けたんだ。俺は兄さん達の意志を継いで、戦い続ける。)」

幻を見たのはその時である。
炎の向こうに見慣れた真紅のハンターの姿が見えた。

エックス「ゼロ…!?いや、お前は…ゼロの偽者…ゼロナイトメアか!!」

ゼロナイトメア「一緒にイレギュラーを倒そう…昔のように」

エックス「そうだな…まずはお前からだ偽者!!」

ゼロナイトメア「とうとうお前もイレギュラーか、昔から怪しいと思っていたがな。お望み通り
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