暁 〜小説投稿サイト〜
仮想空間の歌う少年
8ーlost
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
!さっきは呼んだのに…っとその人は…?」
「えっとさっき道に迷ってた初心者の子。このゲームとは違うVRMMOをやってたみたいなの。さっきねあのガンマンゲームをクリアしたの!」
「ふーん。なるほどね…」

あのボッタクリガンマンゲームをクリアするとはやるね…この子。
すると黒髪の女の子は恐る恐る、僕を指差し。

「お前…スノードロップか…?俺だよ。キリトだよ。」
「あはは…キリトちゃんって言うのか。…キリト。へ?」

あれ?僕に変態の女装が趣味の友達なんていたっけ?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「…」
「とりあえず。反省しようか。」

僕達はあの後、場所を変更してBARにいた。ちなみに予選は1時間後からスタートでシノンとキリトは同じブロック。僕は違うブロックだった。
その前に…
僕はとびっきりの笑顔でキリトに話しかけていた。キリトは反省してませんという顔で。

「反省することなんて…」
「へえー。女の子みたいな装いで油断させて人の彼女を連れ回すなんて…」
「反省しています。すみません。」

僕はシノンから聞いた話を聞いてキリトをフルボッコ中。言葉責めで。ちなみに僕の顔は恐らくとんでも無く黒い笑顔なんだろう。若干シノンが僕を見て引いている。

「本当。最悪だわ…まさか男だったなんて…」
「大丈夫?」
「私は平気よ。スノーは…」
「まあ、一応友達だからね。ギリギリ許すよ。次は分からないけど。」
「はい…」

とりあえず場が収まり、シノンがキリトにいまから宣戦布告をしていた。

「次会う時は…貴方を撃ち抜くわ。覚悟しなさい。」
「それはこっちの台詞だ。」

まったく…2人共。喧嘩は良くないぜ…。僕は2人の間に入り、パンパンと手を叩いて。

「はいはい。それは本戦に入ってから。」
「スノーは大丈夫なの?」
「僕?戦い見てれば分かるでしょ?」
「でも一応ね…」
「酷いな〜!」

シノンが心配そうに見てくる僕はいつも通り歌いながら返した。

「大丈夫。大丈夫。僕はいつだってみんな想像を超える戦いをするからね…。…。」
「…?何言ってるの。スノー?」

シノンが余計心配そうに見てくる。あれ…?
僕は慌てて歌いなおした。

「あれ?ずれたかな?…。」
「スノー…?」

キリトも心配そうに見てくる。僕は慌てて違う曲も試す。

「あ、…あれ?なんで…??…。………??………????
?なんで?なんでうたえないの??いつも通りなのに歌っているのに??」
「スノー…お前まさか…。」

キリトが真面目な顔で僕をみて。現実を突きつけてきた。

「お前…リズム感が…いや、歌が…歌えなくなってるぞ…?」

それは僕の本
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ