第一部 憑依?? キンジよ、都市伝説を口説け!
原作一巻 第0章 プロローグ
プロローグ。 伝説の始まり??
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なくなり……。
こうして、俺、遠山金次は僅か17年間の生涯に……。
幕を下ろした。
____君。
____君?
「モンジ君?」
____ガバぁ。
机にうつ伏せたまま、寝入りっていた俺は、俺を呼ぶ美少女の声で目を覚ました。
夢から覚めた俺は、その瞬間、全てを思い出した。
(______ここは……?
そうか、俺は閻に殺られて……ッ??
なんだこの記憶は??
それにこの身体、俺じゃない。
俺は……俺は、誰なんだ?
遠山金次だけど俺だけじゃない。
俺の中に、心の奥底に、もう一人俺がいる。
そいつはこう言っている。
自分は、一文字 疾風だと……。
いや、待て……何だ、これは?
何の冗談だ?
閻達に催眠術でもかけられたのか??
アリアと出会って以降、いろいろな超人、超能力者と戦ってきた経験があるとはいえ、さすがにこの状況は理解し難い。
俺は、確かに閻に殺られたハズだ。
だが、今、俺は俺として、意識がある。
という事はこれは、理子が好きな漫画やゲームにあるような転生とか、憑依とかいうやつだろうか。
だけど何で、『彼』に憑いたんだ?
それに、さっきから俺に話しかけてくるこの、目の前の少女は一体?)
目の前の美少女の顔をマジマジと見つめたが、不思議な感覚がした。
今まで、俺は俺として覚醒していなかったからか、普通に女子と会話をしていたようだが、目覚めた俺には女子は、女は天敵だ。
少女の顔から視線を身体に向けると、豊かな谷間に視線がいってしまった。
ま、マズイ。
慌てて視線を逸らしたが……。
____ト、クン。
心臓の鼓動が早く鳴り。
____ドクン。
今までの俺、一文字疾風だった時は大丈夫だったが、何故か俺が目覚めた途端に、血流が身体の芯に集まる独特な感覚を感じはじめた。
遺伝性体質のハズなのに、俺という異分子が目覚めたからか、あのモードにもなれそうだ。
「どうしたの?モンジ君?」
俺、一文字疾風をアダ名である『モンジ』と呼ぶこの女生徒。名を仁藤キリカという。
この世界での俺のクラスメイトで、『親友』だ。
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