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【ネタ】 戦記風伝説のプリンセスバトル (伝説のオウガバトル)
19 雪原 その二
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わったのが四日後。
 その間に城塞都市スンツバルと自治都市ボセーデンにスザンナ隊を派遣して開放している。

「はい。
 これおみやげ」
「なにこれ?」

 戻ってきたスザンナからハープを受け取る。
 試しにかき鳴らしてみるとなかなかいい音が出る。

「自治都市ボセーデンで市民から頂いた。
 『反乱軍のみなさんに期待するほかありません。
 どうぞ、われわれをお救いくださいませ。
 たいした援助もできませんが、どうぞお受け取りください。
 王道を歩み、真の王者としてわれわれ民を導いてくださいね』だって。
 期待されてるじゃん」

 スザンナの軽口に私はただハープを眺める。
 この『レミングのハープ』は、CFが30〜69の間という事を意味している。
 カストロ峡谷でラウニィーを助けたから65以上だとは思うが、まだ70には届いていないか。

「大変です!
 ああ、なんて事!!」

 あわてて部屋に入ってきたエリナが悲鳴をあげる。
 それに私とスザンナが何事と警戒すると出てきたのは一匹の猫。

「この部屋めがけて猫が!猫が!!」

 レミングのハープ。
 ネズミの町レミングに伝えられる伝説のハープで、ネコを呼び出すためこの町では禁断のハープと言われるそうだ。

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