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魔法薬を好きなように
第14話 モンモランシーの不調
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とが気にかからないといえばウソになるが、まずは、明日までまつしかないし。メイドの2人には手で素肌の感触を楽しむっていうのもあるのだが、そのあとの魔法薬風ブレンドワインを飲みながら、彼女らと話すという行為が好きだっていう単純な理由だ。まあ、俺が城にいた時は、メイドと一緒にいることが一番多かったから、その影響もあるのだろう。
触診の結果だが、フラヴィは先週の結果ワインを増やしたのを減らしたので、身体の水分はよくなったが、便秘気味になりつつあるので、便秘薬を5割増しで飲んでもらうことにした。クララは、先週よりもちょっといい感じなので、来週もほぼ安定していることが期待できるだろう。彼女らに言ってはいないが、直接素肌を触られる時の緊張感が減ってきている。慣れてきているのもあるだろうが、変な警戒感もなくなってきているのだろう。なんせ、メイドの部屋長が、遅い時間帯は、メイドの出はいりを管理しているみたいだから、なんか悪さしようにもこの時間帯は無理だからな。ちょっぴり期待はしているが、貴族と平民のメイドとしては、多少は親しぐらいというところに落ち着くのかな。



それで、翌朝モンモランシーの部屋へ迎えに行って、結局は部屋に入らせてもらった。

「部屋に入らせてもらったということは、昨日の朝より良いという感じはしないんだね?」

「そう。今は何とかしていられるけれど……」

「悪いとは思ったのだけど、昨日は少し観察させてもらっていた。何らかの段差に反応しているみたいだね?」

「あたっているわ」

「朝食は持ってきてもらって、医師でも呼んでもらうかい?」

「医師はだめ!」

「うーん。とはいっても、昨日の朝と同じくらいなら、今日1日休んで、明朝はよくなりそうかい?」

「よくなるでしょうけど、多分、自分ではわからないぐらい」

「だったら、医師に診てもらった方が良いと思うのだけど」

「これでも、昔、私専用に調合してもらった魔法薬を飲んだものよ」

ノートの1ページを開きながら渡されたので、レシピだが……

「恐怖系に対しての精神安定の魔法薬かな?」

「そのとおりよ。そのあたりの医師じゃ、無理よ」

たしかにそうかもしれない。レシピには、わからない薬草が何種類かまざっている。しかも、調合の割合や、時間の感覚指定までかなり綿密にかかれている。

「元の原因か、きっかけなんかはどうなのかな?」

「それを、今の私に聞くのかしら?」

「だけどねぇ。レシピの薬草をみてると、あまり長期間つかっていると、それを増量していかないといけない物がまざっているから、昔は効いていたかもしれないけれど、今はその効果は薄れているかもしれないし、そうなれば必然的に飲む量を増やすと、今度は量をとりすぎると毒になりそうな薬
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