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相州戦神館學園 八命陣×新世界より  邯鄲の世界より
第7話 四四八の怒り、神栖66町との対決
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げられる者達を救うことを躊躇うのは四四八
の行動理念としている仁義八行に反する。

 「分かってる! いいかお前等! 殺されてるスクィーラに似た者達をあの黒いフードの連中から救え!! 力づくでも止めさせろ! やむを得なければ殺すのも
覚悟しろ!」

 「了解!」

 「行くぞお前等。腹を括れぇ!!」

 四四八達七人は全員で固まり、目の前の黒いフードの男達を止めにいった。

 「オラァ!!」

 鳴滝の豪腕が虐殺を続ける黒フードの男を吹き飛ばす! 妙な力で異形の者達を破裂させたり、火あぶりにしていた。その力に十分に警戒しなければならない。

 「ば! 馬鹿な!? 「また」人間だと!? こいつらまで「攻撃抑制」がないのか!?」

 黒フードの男の一人が叫ぶ。

 「はぁ!!」

 世良が電光の速さで叫んだ男を峰打ちする。すると力なく男は地面に崩れた。

 「ア、アリガトウござイまス」

 たどたどしい言葉で異形のネズミの一人が世良に礼を言う。

 「ど、どういたしまして……」

 戦っている仲間がいる一方、回復術に長けた晶は負傷した異形の者の治療をしていた。

 「イタい……! 血が止まらなイ……!」

 「しっかりしろよ! 死ぬんじゃねぇぞ!!」

 苦しむ異形の者を励ましつつ、晶は治療に専念する。

 周囲は以前として虐殺が続いていた。黒いフードの男達は四四八達の姿を見るやいなや攻撃を中止してこちらに向かってきた。

 「な! 何なんだ君達は!?」

 「お前達が今している虐殺を止めてもらおうか!」

 四四八は問いかけてきた黒フードの男にそう告げる。

 「しかしこのコロニーのバケネズミ共は抹殺せよとの町の命令だ。君達は何者だ? 他の町の者達か? それとも「連中」の仲間か?」

 「俺達は戦真館の学生だ。なぜこんな無抵抗の存在を大量に殺せる?」

 「バケネズミは我々町の人間に従わねばならない決まりだ。バケネズミと我等はそういう関係で成り立っている」

 「あんたらの長と直接話しが出来るか? 直に会って話しがしたい」

 四四八は夢で見た光景、スクィーラの過去、バケネズミと呼ばれる虐殺されていた者達とこの黒フードの男達の関係。

 諸々の事情を飲み込まない限りは迂闊に動けない。

 「分かった。同じ人間を攻撃することは出来ないからな。付いてきなさい」

 「四四八……」

 「分かってる栄光。まずは事情と背景を知らないとどうにもならないんだ」

 四四八は他の六人を同意させると、黒フードの男達の後に付いていった。
 




 
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