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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
ヒーローが遅れて登場するのは言い訳をしたいがためである
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けると思う…)」
「…よし。
全員警戒態勢だ!タズナさんを守れ!」
ナルト、サスケはすぐさまタズナのそばまで駆け寄り、クナイを構えた。
ピンクはヨロヨロと走りより、他に習って構えをとる。
「写輪眼のカカシと見受ける…悪いがジジイを渡してもらおうか」
気に食い込んだ巨刀に立つ形でカカシ達をにらみつけた一人の男がそこにはいた。
「…ん?分身が死んだ?
そんなに強いやつがいるのか?」
町外れに位置する日向に借りている借家の中。
今まで眠っていた男、ユウジはのそりと起き上がってつぶやいた。
「俺を倒すやつがいるのならナルトでも危ないだろうし…いくか」
ユウジは自分の分身が消えた間所に意識を向け、ゲートを延ばした。
「へぇーこりゃこりゃ、霧隠れの里抜け忍の桃地再不斬君じゃないですか…」
「ねえ!写輪眼ってなんなの?先生!」
ようやく持ち直したピンクがカカシに向かって問い詰める。
「…写輪眼…。
いわゆる瞳術の使い手は、すべての幻・体・忍術の瞬時に見通し、
跳ね返してしまうという…。
写輪眼とは…その瞳術使いがもつ特有に持つ瞳の種類のひとつ…。
だが、写輪眼の持つ能力はそれだけじゃない…」
「クク…ただそれだけじゃない。
それ以上に怖いのはその目で相手の技を見極め、コピーしてしまうことだ」
サスケの説明に付け足すように、ザブザが言う。
「それくらいならユウジの兄ちゃんにもできるってばよ?」
「何?!」
「えーと…ナルト、それホント?」
「うん」
立つ瀬がないね…ホント。
つぶやくカカシだがそんな言葉のみで終わるユウジではなかった。
「…おしゃべりはここまでだ。
俺はそこのジジイをさっさと殺んなくちゃならねぇ。
そこのガキ共、首チョンパのガキと同じになりたくなかったら…おとなしくしとけよ?
…つってもカカシ!お前を倒さなきゃならねえようだがなー」
そういってザブザは飛び上がり、近くにあった水の上に着地する。
そして…
「忍法…霧隠れの術…」
「き、消えた!?」
「…まずは俺を消しにくるだろうが…、
桃地再不斬…こいつは霧隠れの里で無音殺人術の達人として知られた男だ。
気がついたらあの世だったなんてことになりかねない。
俺も写輪眼をすべてうまく使いこなせるわけじゃ無い…お前たちも気を抜くな!」
どんどん霧が深くなっていく中、タズナを守っている3人のうち2人は、
汗を垂れ流し、ガクガクと震えている。
ナルトはしっかりと警戒して、いつでも対処できるようにしている。
が、その構えを解いた
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