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FAIRY TAIL 忘却の最期
第17話 届け、あの空に
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J!!」

「しかしこれを受け取ってしまうとギルドの理念に反する。追加報酬の鍵だけありがたく頂くとしよう」

しかし、もらえるのは金色の鍵のみだった

「「いらねー!!」」

「いるいる!!」

しかしルーシィにとっては喉から手が出るほど欲しい報酬だった。

それでも感謝しきれないボボは、船を出そうとしていた。

「せめてハルジオンまでお送りします」

「いや、船は用意できている」

海岸には、エルザが乗ってきた船・・・・・・・・・・・・・
海賊船が停泊していた。

「海賊船!?」

「まさか強奪したの!?」

「さすが!」

その海賊船からは、海賊たちが

「姐さ〜ん!」

「姐さんって・・・」

エルザを姐さんと呼び慕っていた。

「何やら気があってな」

「さすがエルザ様」

「だから様って・・・」

「舎弟の皆さんも乗ってくだせぇ!」

「舎弟って・・・俺達のこと?」

「嫌よ!こんなの乗りたくない!」

「泳ぐなら付き合うぞ」

「ム〜リ〜!!!」

結局、海賊船に乗りハルジオンに戻ることになった。

「みなさ〜ん!ありがとうございま〜す!!」

「元気でねー!!」

「また悪魔のフリフリダンスを踊りましょ〜!!」

「仕事頑張れよ〜!!」

「妖精の尻尾サイコー!!」

ガルナ島の村人達に見送られ、ナツ達はハルジオンへ向かう。

その道すがら

「ラスト〜!みんな〜!!」

船の下から声が聞こえてきた。

「誰の声だ?」

海の方を見ると

人魚姿のセリアが手を振っていた。

「ホントに人魚だったのか!?」

「魚―!!」

「そこのネコ、セリアは魚じゃないから!」

「でも本当にアクエリアスみたいに下半身が魚なんだね」

「わざわざ見送りにきたのか?リオン達は?」

「先に別れの挨拶をしてきたの。ミルデスタを復興させるってね」

セリアの見せた笑顔に、ラスト達も釣られて笑顔になった。

「そうか」

「あなた達のおかげで取り返しのつかない事にならずに済んだわ。私、ミルデスタが復興したら妖精の尻尾のみんなを先に招待するね!」

「本当!?」

「わーい!魚天国〜!」

「ああ・・・セリア、お前なら・・・いや、お前達ならきっとできると信じているよ」

セリアは、波を起こし船の甲板まで上がり

ラストの目の前まで来て

頬にキスをした

「え」

「わ」

「おお」

戸惑うラストの耳元で

「ありがとう」

そうささやくと、海の中へ消えていった。

セリアのキスに、口笛を吹くグレイと、何故か赤くなるルーシィとエルザ
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