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相州戦神館學園 八命陣×新世界より  邯鄲の世界より
第1話 スクィーラの決意、未来の為の戦い
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所詮連中は呪力という神の如き力を持って『酔いしれてる』だけに過ぎん。お前達バケネズミを存分に支配し、使役し、馬車馬のように働かせる。そして気分を損ねれば抹殺し、蹂躙する。町の連中に輝きなど見当たらん。単に自分達の『保身』の為にしているだけよ。呪力という力に胡坐をかき、自分達を『神』と称して自分達よりも非力な存在に崇めさせる。醜い以外の言葉が当て嵌まらんぞ」

 「神を気取っていてもその実、同胞の中から生まれる悪鬼や業魔なんて存在に怯えてる時点で草不可避だねぇ。おまけに薔薇や百合なんて年頃の子供達に強制させて性的倒錯文化流行らせてんのがマジでキモイよねー。バケネズミに対して神様気取りで従わせてる時点で弱い者苛めしてるだけのいじめっ子と大差ないしー。こんな薄っぺらい連中が神様称してる
なんてマジ信じらんなーい」

 甘粕と神野はひたすら神栖66町をボロクソに貶している。自分の言わんとしていた不平不満を代弁してくれているような感覚だ、

 「わ、私に力を貸してくれるのですか?」

 「もっちろん。僕達と一緒に自分の世界を変えてみないかい?」

 スクィーラは目の前にいる存在は自分にとって、救世主となるか、破滅させられるのか分からなかった。しかし立ち止まってはいられない。未来を掛けた戦いは今ここに始まったのだ。

 床に座っていたスクィーラはゆっくりと立ち上がり、かつてなく凄絶に大地を強く踏みしめ、決意する。

 そう、必ず自分達の未来を勝ち取ると……。


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