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相州戦神館學園 八命陣×新世界より 邯鄲の世界より
第1話 スクィーラの決意、未来の為の戦い
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人間が持てる素晴らしき輝きをお前は持っているのだスクィーラ。そのような姿になろうと自分達種族の為に町に反旗を翻したのだろう? 家畜としての価値しか認められないという現実に立ち向かった。強大な呪力を持つ町の連中に対して知恵を絞って戦いを挑んだ。戦いに敗北しても、バケネズミが受けてきた仕打ちをバネにして裁判で啖呵を切った」
甘粕の賞賛の言葉がスクィーラの心に響いてくる。
「あの神栖66町だけではない、あの世界に生きる全ての呪力者共に共通して言
えることだ。絶えず前に進み、絶えず研鑽し、絶えず努力するのが人間であろう? それでこそ人は輝けるのだ。問おうスクィーラ。神栖66町は未来に向かって
進んでいると言えるか? 自分達の持つ力に溺れずにいるか? 呪力という力に誇りを持っているか?」
「そ、それは……」
「血の滲むような鍛錬、修練の果てに呪力を手にしたわけではあるまい。なん
の苦労も努力もなく生まれながらに力を持てばどうなるかという見本のような存在だ。力を持って『当たり前』とタカをくくっている姿は滑稽とさえ思えるわ」
甘粕は自分の神栖66町に対する見方に熱弁を振るう。この甘粕でさえ神栖66町の支配方針、思想には嫌悪感を持っているようだ。
「お前達バケネズミが持つ不満や怒りをあの町の連中には永遠に理解できまい。知性ある生き物を殺し続ければ恨みや憎しみを買うのは至極当然だ。そんな単純なことすらも連中は想像がつかんときた」
「自らの持つ力に何の誇りも抱けない下衆には過ぎた能力よ。自分達より遥かに弱い存在を何の躊躇も戸惑いもなく虐げ、蹂躙する輩のどこに誇りがあると言うのか? 挙句の果てにその弱者に反乱を起こされようが自分達のしてきたことを顧みることすらもしないとは。このような輩が描く未来など想像するだけで虫唾が走る。未来を考えるのならば弱者を労わり、自分達がしてきた過ちを猛省するのが道理であろうが。呪力を持たない、姿形も違うケダモノのような存在ならば何をしてもよい。このような考えだからこそ反旗を翻されたのではないか。しかも反乱を起こされても自分達のしてきたことを後悔すらもしていない。ここまで救いようのない馬鹿共が千年後の未来に君臨しているだと? おぞまし過ぎて震えが来るわ。」
「ど〜〜せ連中はバケネズミの境遇に同情なんてできませんよ。長年田舎に引きこもってるせいで生まれつき脳味噌にカビが生えているのがデフォの奴等ですから。大体呪力なんて力を持ってても文明レベル停滞させすぎでしょ。発展なり進化なりすんのが普通なのにそれも出来ない時点で原始人以下の池沼の群れに過ぎませんよ」
甘粕と神野が容赦なく神栖66町を断罪、糾弾する。二人の熱弁は聖堂を熱気に包ませる程にまでヒートアップしていた。
「
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