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【ネタ】 戦記風伝説のプリンセスバトル (伝説のオウガバトル)
18 雪原 その一
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える為の手が足りません」
これが懸念その二である。
ゲームだったら選択肢を選んで一面ずつ攻略すればいいが、現実だと複数同時侵攻なんて事も考えないといけない訳で。
それをするとただでさえ少ない戦力を分散して各個撃破なんて悪夢が。
『伝説のオウガバトル』はアヴァロン島からマラノの都までで一気に選択肢が広がっているのだが、裏返せばそれらを全部落とさないといけない訳だ。
で、これが懸念その三に繋がるのだが、私がそれを言う前に財務大臣たるトードが悲鳴をあげた。
「どこにそんな復興をする金があると思っているんですか!!!」
「……」
天丼は二回までって空気を今度教えておこう。
そんな事を決意しながらも会議参加者も一様に顔色が変わったのを見て、とりあえずこちらの懸念が共有できたみたいだ。
まだ落としていない面は多少の移動はあるだろうが、およそ12。
それらの面の多くが、落とした所で経済的においしくない面だったりする訳で内政マニア垂涎の逆境プレイができるよ。やったね。
うん。現実を見よう。
「ごほん。
皆様懸念を共有できたと思うので、その上で今後の対策をとりたいと思います」
私は、地図のある一点を指差した。
そこが次の戦場であるという事を皆に知らしめる意味をこめてその場所の名前を口にした。
「ガルビア半島を攻めます」
で、冒頭に戻る訳だ。
カルビア半島はおいしくない凍土が大半なのだが、地図で見れば分かるとおりゼノビアを直撃できる位置にある。
ここに別働隊なんて置かれるとまずいので排除してしまおうというのが一つ。
二つ目は、内政的事情。
ホーライ王国はゼノビアとマラノの都を繋ぐ交易で栄えていたがそれだけではない。
この海、サノスの海というらしいが、オベロ海に広がっているのだ。
その気になれば、あのヴァレリア諸島にまで手が届く。
まぁ、それはひとまず置いておくとして、本命はこっちだったりする。
アンタリア大地及びアンダルシル。
人口だけで比べたらこの二つはかなり豊かで、それを養えるだけの力があるという事。
もちろん、闇の力が満ちているので、神聖ゼテギネア帝国の連中ですら持て余していたのが実情だろうが、こっちにはえり好みしている余裕はない。
こんな時、自分のALIが皆に比べて低いのに感謝する。あまり低いと色々と困るが。
この地にあるカオスゲートも狙いの一つである。
ここからオルガナに行けるので、デスティン率いる主力はこれらの浮遊大陸を制圧して三騎士を救出する役割が与えられる。
帝国の出方が鈍いだろうというのも考えられている。
帝国にとっての防衛ラインはマラノの都な訳で、そこから先の凍土とかは彼らにとってもおいしくないの
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