第192話 グレイVSアンナ
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チャ「おぉっと!美術館エリアで、妖精の尻尾のグレイと、銀河の旋律のアンナが激突だーーーーーっ!!」
チャパティ・ローラが映像魔水晶の映像に映し出されたグレイとアンナの姿を見て興奮しながら実況をする。
レビ「初代の作戦通りね。」
ロメ「これも計算通りなのか?」
メイ「はい。」
レビィが呟き、ロメオの問いにメイビスは首を縦に振る。
ウォ「じゃあやっぱ、グレイが勝つんだな。この勝負。」
メイ「それは私にも分かりません。」
マカオ「えっ?」
ワカ「だって、初代の作戦通りなんだろ?」
ウォーレンの言葉にメイビスは首を左右に振る。それを見てマカオは首を傾げ、ワカバがメイビスに問う。
メイ「確かに、グレイとアンナがぶつかるのは私の作戦通り・・・ですが、その作戦の結末は私にも分かりません。グレイに予め伝えております。「アンナを倒す事によって、優勝の道はかなり近づく」と。」
アン「初日以来ですね、こうして2人だけで向かい合うのは。」
大魔闘演舞初日のオープニングゲーム、『浮上板』でグレイとアンナは激突し、最後まで居残っていた。その激戦が、今また、ここで開幕しようとしていた。
グ「邪魔者はいねェ。正々堂々と、勝負が出来るぜ。」
そう言いながら、グレイは攻撃態勢を取った。
メイ「この戦い、正直言うとグレイの方がかなり不利な状況です。」
エル「えっ?何でだ?」
メイビスの言葉に、エルフマンは首を傾げながら問う。
メイ「グレイの魔法はは氷の造形魔法。アンナの魔法は―――――」
グ「いくぞ!アンナ!」
グレイが構えた両手に冷気を溜めたのと、アンナが絵筆を取り出したのが同時だった。
グ「アイスメイク、牢獄ッ!!」
バトルが始まって早々、グレイはアンナを氷の牢獄に閉じ込めた。が、
アン「絵画魔法、炎!」
メイ「(絵画魔法・・・アンナは炎で、氷を融かす事が出来ます。)」
アンナは赤い絵の具の付いた絵筆を素早く動かし、スケッチブックに炎を描くと、煌々と激しく燃え盛る紅蓮の炎が出現し、あっという間に氷の牢獄をドロドロに融かしてしまった。
グレイは「チッ」と小さく舌打ちをすると、再び構えた両手に冷気を溜め、
グ「氷撃の鎚ッ!!」
アンナの頭上に、巨大な氷の鎚を造形し、そのまま振り下ろす。が、
アン「炎!」
再びアンナはスケッチブックに炎を描き、氷の鎚もあ
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