第13話 教室でのひと騒動
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はしないと約束したっていうのを伝えるのも手だが、やりすぎは逆効果かもしれないから、そのうちに伝えるとでもしようっと。
夕食時は、いつもの席だが、モンモランシーから休みをもらったので、モンモランシーのまわりに集まる女子生徒達に、ちょっとばかり話しておいた。トリスタニアで彼女と会ってきたってね。
「あら、今まで話さなかったのはなぜ?」
「使い魔になったって、彼女に伝えづらくて、その後どうなるかわからなかったからね」
「彼女って、どんな子?」
って、今夜は、俺の正式な彼女となったティファンヌのことばかりで、質問責めだ。話しやすいことはそのまま話して、話しづらいこと適当にはぐらかせながら、答えているうちに夕食も済んだので、モンモランシーよりも席を早くたたせてもらうことにした。
まあ、3日もすれば、この手の話も落ち着くだろう。
翌朝の教室に入ると、キュルケとタバサとギーシュのまわりに、生徒があつまっていた。ギーシュは話したげに、適当に注目を集めているが、昨日言っていた、アルビオンのことなんだろう。今時、アルビオンに行くって、何を考えているのかわからないが、そういえば、魔法衛士隊隊長とでかけたって、噂がながれていたっけ。あまりふれたくはなかったから、あえて耳をかたむけるのはさけていたけれど、今度のティファンヌとの話で、俺の中で整理がついたらしい。そういう話を聞いても、自分の気持ちにでていたモヤモヤ感はでてこない。
俺はそのまま、いつもの席につこうとしたが、モンモランシーは生徒たちの間に行くので、ギーシュの件もあるし、念のためにとモンモランシーのそばに行くことにした。
キュルケとタバサも様子に変化はないが、ギーシュだけは、反応が少しかわった。より一層目立とうとはしているが、肝心なことはわからねぇ。
そうするとモンモランシーは、教室の出入り口に向き直った。その先にはルイズとサイトがいて、こちらに向かってきていると、モンモランシーは腕を組んで、
「ねえルイズ、あなたたち、授業を休んでいったいどこに行っていたの?」
そんなモンモランシーを無視して、ルイズはギーシュをの頬をひっぱたいていた。ルイズがアンリエッタ姫殿下の名前をだしたので、ルイズを中心にちょとしたやりとりはあったが、関係者一同は、のらりくらりだ。皆はそんな様子に負け惜しみを言いながら自分たちがいつもついている席に戻っていったが、
「ゼロのルイズだもんね。魔法のできないあの子に何か大きな手柄が立てられるなんて思えないわ!」
っというのは、俺が使い魔としての主人でもあるモンモランシーが、イヤミったらしく言うが、俺の中では、アルビオン、魔法衛士隊隊長、アンリエッタ姫殿下と、ルイズの魔法でおこる不思議な爆発に、サイトが何らかの武器の訓練を
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