暁 〜小説投稿サイト〜
機動6課副部隊長の憂鬱な日々
番外編
番外編5:ある執務官の恋愛事情
第3話
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そ立ちいるべきではありませんでした。
 ですが、ひとつだけ言わせてもらっていいですか?」

シャーリーは自分があまりにもプライベートな領域に踏み込み過ぎたことを謝罪し、
次いで真剣な顔でシンクレアの方を見た。

「どうぞ」

「どんな結論を出すにしろ、フェイトさんにははっきりと伝えてあげてください」

「わかった」

シンクレアはシャーリーの言葉に真剣な表情を浮かべて頷くと、
手に持ったカップの中身を飲みほした。
そして微笑を浮かべてシャーリーに語りかける。

「それじゃあ、仕事に戻ろうか。 俺の頼んだ資料は?」

「あ、はい。 まだなんで、資料室に戻ります」

そう言ってシャーリーはシンクレアに向かって笑いかけた。





一方、自室を出たフェイトはアースラのメインハッチを出たところで
はやてを待っていた。

(なんで、あんなにボーっとしちゃったんだろ・・・)

自室での出来事について物思いに耽る彼女の肩を叩くものがあった。
フェイトが振り返ると、そこにははやてが立っていた。

「お待たせや。 ほんなら、いこっか」

「うん」

微笑むはやての言葉に頷くと、フェイトははやてと並んでスロープを下っていった。
スロープの下には車が待っていて、2人が後部座席に乗り込むと
車は静かに走り出した。

「なあ、フェイトちゃん」

車が動き出してしばらくすると、はやてはフェイトに声をかけた。

「うん? 何かな、はやて?」

窓の外を流れる景色をぼんやりと見ていたフェイトは、はやての方に向き直った。
その彼女の目に映ったはやての顔には、彼女を心配する表情が浮かんでいた。

「あのな、さっき通信で話した時のことなんやけど・・・。
 なんであんなにぼんやりしとったん? 何か悩みがあるん?」

「ん? うん、私自信もよくわかんないんだけど・・・」

はやてからの問いかけに対してフェイトは即答できなかった。
彼女が黙り込んでいると、はやてはフェイトに重ねて質問をぶつけてくる。

「ほんなら、私が通信入れた時に何があったん?」

「うん、あのね・・・」

そして、フェイトは自室であった出来事をはやてに話して聞かせた。
すると、はやては途中からニヤニヤと笑いだし、フェイトの話が終わるころには
腹を抱えて笑っていた。

「なんでそんなに笑ってるの、はやて?」

フェイトはそんなはやての態度に対して不満げな声をあげた。
これに対してはやては笑いを収め、フェイトに謝罪の言葉を口にしてから
微笑を浮かべてフェイトに話しかける。

「なあ、フェイトちゃん。 フェイトちゃんはシンクレアくんのことを
 どう思っとんの?」

はやてに問われ、フェ
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