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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
危険な任務
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光の感覚も良好である。
「ね、カカシ先生。
波の国にも忍者はいるの?」
ふと、暴力ピンクがカカシに尋ねる。
「いや、波の国に忍者はいない。
…が、たいてい他の国には文化や風習こそ違うが隠れ里が存在し、忍者がいる。
大陸にあるたくさんの国々にとって忍びの里ってのはその国の軍事力にあたる。
つまり、それで隣接する他国との関係を保てるってわけ。
ま、かといって里は国の支配下にあるもんじゃなくてあくまで立場は対等だけどな。
波の国のように他国の干渉を受けにくい小さな島国なんかは忍びの里が必要でない場合もあるし。
それぞれの里の中でもとくに木の葉・霧・雲・砂・岩の五カ国は国土も大きく、
力も絶大なために”忍び五大国”と呼ばれている。
んで、その里の長が”影”を名乗り、語れるのもこの五カ国だけ」
カカシはぺらぺらと教科書に載せられるような説明をかたりだす。
聞いた張本人である暴力ピンクは???と明らかにわかっていないような顔をしていた。
「その五大国の影、つまり火影・水影・風影・土影のいわゆる五影は全世界、
各国何万の忍者の頂点に君臨する忍者たちだ」
「へぇー火影様ってすごいんだぁ…」
…こいついま爺さん馬鹿にしてること思ってやがるな。
「…お前ら今火影様疑っただろ」
ギクっと方を振るわせた俺以外の三人。
「ま、安心しろ。
Cランクの任務で忍者対決なんてしやしないよ」
「じゃあ外国の忍者と接触する心配はないんだ」
「もちろんだよ!アハハハハ!」
カカシたちの言葉に顔をしかめたタズナを俺は見逃さなかった…
「ふんふんふん〜♪」
――――――――――近くにあった水溜りに超絶ものの香辛料を投入しながら。
「おい、何してんだウスタトンカチ2号」
そんな俺に対して自分の力量を意識していないかっこつけが声かけてきた。
「見りゃわかるだろ。
俺が改良に改良を加えた超絶激辛香辛料を
あまりにも不自然な水溜りに投入してんだよ」
「…は?」
「うわぁ……」
かっこつけ君は気づいていないようだが、あらかさまにカカシが反応した。
「なあなあ!オレもこの前に作った取って置きのからしがあるんだけど!」
「やれナルト」
「ほい」
ナルトが水溜りに例の物を放り込むと、
水は見る見る赤く染まり、ボコボコと気泡が浮き出てくる。
「お前たち、その辺にしてあげて…」
ちっ、と留めをさせなかった。
「なあ依頼主、ちょっと聞きたいことがあるんだが?」
「詳しく話してくださいね」
俺とカカシはタズナを三人から離れた場所に連れ出し、ことの真相を聞いた。
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