第16話 ラストVS.ゴルゴッチ 魔剣デカログスの力
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魔剣を持ったラストに、ゴルゴッチ達はプレッシャーを感じていた。
（いや、待てよ。奴は怪我をしている。あんな状態で馬鹿でかい剣をまともに振り回せるとは思えん）
ゴルゴッチは頭の中で算段し
「お前達、一斉にかかれ！怪我人が俺様に挑むなど無謀だという事を思い知らせてやれ！！」
部下達に命令し、ラストへ攻撃を仕掛けさせた。
一斉にくる竜巻の踊り手の構成員達を
ラストはデカログスで全て薙ぎ払う
「どわぁぁぁ！！」
「す、すごい！」
「お、俺の部下達が一撃で！？」
たった一薙ぎで部下が全滅してゴルゴッチは声を荒げた
「くそ！こうなれば俺様が！！」
風を纏った拳でラストに殴りにかかる
「くたばれ！！」
「爆発剣・・・エクスプロージョン！！」
デカログスの刀身にあるＤＢが光りだし、剣の形状が変化した
「剣の形が変わっただと！？換装ではない・・・一体」
ラストは向かってくるゴルゴッチに斬りかかる。
剣がゴルゴッチの拳にぶつかる瞬間
剣から爆発が発生しゴルゴッチが吹き飛ばされた
「どわぁぁぁぁ！！」
「剣が爆発した！？」
「くそ！風足！！」
ゴルゴッチの周囲に風が吹き、自身の疾走速度を上昇させる。
「この速さについてこれるか？」
「音速剣・・・シルファリオン！！」
再び、デカログスの形状が変化し
ラストは目にも止まらない速度で走り出す
「速い！？」
「一体ラストに何が起こっているんだ！？」
あまりの事に困惑するルーシィとハッピー
「何だよ！？俺様の風足についてきているのか！？」
それはゴルゴッチも同じで
ラストは素早い斬撃を無数に浴びせゴルゴッチの足を止めた。
「こ、このガキ・・・！！」
「どうする、打ち止めか？」
「舐めるな！！！」
いきり立つゴルゴッチが取った構えに、ハッピーが声を荒げる
「あれはエリゴールの鳳翔魔法・・・翠緑迅！？」
「これでバラバラになれ！！！」
ゴルゴッチが放った翠緑迅は真っ直ぐラストの方へ向かっていく
それでも、ラストは怯まない
「封印剣・・・ルーン・セイヴ！！」
三度、剣の形状を変えて
翠緑迅を切り裂いた
「な！？」
「魔法を斬った！？」
「バカな・・・俺様の翠緑迅がこんな小僧に」
嘆くゴルゴッチの隙を、ラストは見逃さず
「真空剣・・・メル・フォース！！」
また形状が変わり、突風が発生しゴルゴッチの動きを止めた。
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