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FAIRY TAIL 忘却の最期
第16話 ラストVS.ゴルゴッチ 魔剣デカログスの力
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「こ、この俺様が風に動きを封じられるだと・・・!!」

ラストはゴルゴッチへ向け駆けだす

「この俺様がテメェら正規ギルドの魔導士ごときに・・・負けてたまるかよぉぉぉ!!!」

花翠風月を放つゴルゴッチだが、それはラストの封印剣(ルーン・セイヴ)によって容易く切り裂かれた

「力に溺れる奴は、一度でも打ち破られれば大きく崩れる。戦う前から勝ち誇っていた時点でお前は俺達に負けているんだ!!!」

ラストが叫び、デカログスが二つに分裂した。

「双竜剣・・・ブルー・クリムソン!!!」

熱気と冷気、二つの斬撃がゴルゴッチに浴びせられ

「ぬあぁぁぁぁぁぁ!!!!」

地面に卒倒した

「やったぁぁぁ!!」

「あい!さすがラストです!!」

「ああ、大したものだ。」

ラストの勝利に喜ぶルーシィ達、それと同時に

(あの剣は換装ではなく、形状を変えることで能力を使い分けているようだな・・・DB・・・一体どれだけの力があるというんだ)

疑念がさらに深まるエルザだった。

デカログスを魔法空間へ転送した後、よろけて倒れそうになったラストだったが

ルーシィに支えられた。

「ラスト、大丈夫!?」


「あ、ああ・・・少し無茶が祟ったみたいだ・・・」

「もう・・・」

二人が安心しきった、その時









グオオオオオォォォォォォォォォォォォ

突如、怪物の咆哮が木霊する。

「な、何今の声!?」

「ルーシィのお腹の音かも」

「本気で言ってるとは思えないけどムカツク」

「例のデリオラとかいう魔物か」

「まさか・・復活したのか!?」

もう一刻の猶予もない

そう感じたラスト達は遺跡内部へ向かう

「あ!あの光、月の雫(ムーンドリップ)だよ!!」

遺跡の中央部分に、月の光が地下に向け注ぎ込まれていた。

「このままじゃマズイ、すぐにデリオラを止めに行く!!」

「え、ちょっとラスト!?」

ラストはデリオラのいる地下へ走って行った。

「ルーシィ、私達は儀式を止めに行くぞ!デリオラの声が聞こえても儀式は続行されている・・・まだ阻止できるかもしれん!」

「わ、わかった!」







で?









ラストが地下に到着した時には、既に遅かった。

「デリオラを封じていた氷が全て融けたか・・・!!」

デリオラが、復活していた。

「ラスト!ちょうどよかった、あいつブッ倒すぞ!」

「ナツ!グレイも!」

「決着はつけてきた、お前らのおかげだ」

「ククク・・・」

後ろから笑い声が聞こえ振り向くと


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