原作が始まった訳だが……どうしよう
41話
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。終末捕食なんてされたらカノン達まで死ぬだろ?
「だからさ!!どうして他の人間を大事にするの!?
人間はマキナにどれだけ助けられても、マキナより先に死んでマキナを悲しませる!!
そんなのにどうして優しくするの!?」
……なぁ、どうして知り合いが死んだら悲しいか知ってるか?
「知るわけないでしょ?」
それはな……その悲しみと以上の物を貰ったからだ。人間ってのは馬鹿でな、大事な物というのは大抵失くしてから分かるものなんだよ。
「意味が分からないよ、私には」
そっか……そもそもお前は会話する気もないってことか。
じゃあ仕方ない……力づくでもお前を止めるとしよう。
両足のブースターに再度点火し、残りの圧縮空気を一気に爆発させる。これが俺の出せる最高速度だ。もしこれが外れたら……うん、詰みだ。
だが、これ以外俺の手がないんだから仕方ない。どうせこの考えたも読まれてるんだろうが、読んでるからって避けれるかどうかは訳ではないだろ。隠し球って訳じゃないが、今まで見せた速度より幾分か上だぞ。
イザナミとの距離を半分詰めた刹那に等しい時間の中、イザナミの後ろにいた数本の腕の瞳が輝き放ち出した。どうやら数本だけ温存していたらしいな。
……さて、間に合うか?
俺は具足の無い左腕をイザナミに突き出す。その時のイザナミの表情は穏やかな笑顔で、彼女は一言だけ呟いて静かに目を閉じた。
最初から俺に殺されるつもりだったんだろうが、俺にとってはそんな終わり方を認める訳にはいかないな。
俺の左腕がイザナミに触れた瞬間凄まじい激痛と共に俺の意識は飛んだ。
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