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転生者の珍妙な冒険
前回決着と言ったな、アレは嘘だ!! by夜集阿
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カゲツグの絶叫が聴こえる。
いや、何で立てるって聞かれても応える義理はないんだけどな・・・・・。
「何でって、そりゃあお前の攻撃で死ななかったから回復しただけだよ。」
実際、戦車(チャリオッツ)の心臓部にはゲブ神は当たってなかった。
だから死んでるフリして俺の傷を波紋の呼吸法で治したって感じだ。
だけど、直ぐに起き上がった方が良かったかな・・・。
「ごめんなネーナさん。俺がチンタラしてるせいで怖い思いさせちゃったな。服も破かれてるし・・・。」
「いえ、大丈夫です。服なんて縫えますし、ヨシュアさんが生きてた事のほうが・・・っ!!」
「そっか・・・。」
こんなに顔を蒼褪めさせて震えてるのに、優しい人だな。

「おいクソガキ、俺を無視するんじゃぁ・・・・・「止めとけ、今のセイトを無駄に怒らさん方が良いぞ。」あぁ? テメェ何様のつもりだタルタス・フォード!!」

それに比べてコイツは、ホントにどうしようもないクズだな。
きっと今まで何人もの女の人にこんなことしてたんだろう。
サリナも斬りやがった、早くしないとマジでヤバい、今でも間に合わんかも・・・。
それに、女の人に手ぇだしたのも許せないが、何より・・・。
「俺の仲間を、犯そうとしやがったな・・・・!!!」
「な、何だコイツ。さっきまでと雰囲気がまるで・・・・・。」
女の人にとって強姦なんて死ぬより辛いだろう。
俺は女じゃないから分からんが、好きでもない男に無理矢理犯されるんだから。
それを、俺の仲間にしやがって・・・・!!
「オッサン、サリナが起きた時のフォローよろしくな?」
「・・・・分かった。だがお前さんもあんまり馬鹿みたいに怒るなよ? 怒りは何もかも飲み込むぞ?」
オッサン、遅いよ・・・。
俺は大分前から、それこそこの異世界に来る前から、キレたら相手をボロボロにしてた。
終わったら納まるから、後は頼むよ。
「遊びは終わりだ、カゲツグ。」
「あぁ? 今までは遊びだってのかい?」
「そうだ。」
「ハッ、面白いねぇ・・・。いいぜ。」
その後に言った台詞、それはどっちも偶然に一緒だった。

「「殺してやるからかかって来い。」」

次の瞬間、俺とカゲツグは同時に跳躍して攻撃に移っていた。
















その戦況は、他の者から見ればカゲツグが一方的に押しているように見えただろう。
彼は無数の影の槍やゲブ神と共に疾風のようなラッシュを行い、対して夜集阿はそれに対しての回避や防御しかしていなかった。

だが、実際には違う。

カゲツグは己のした攻撃の一切が躱され、1度もマトモに入れられていない。
そして、聖斗は、回避や防御「しか」していないのではなかった。
「クソがっ、反
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