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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第六十四話
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見てそう静かに言ってきたサレに僕は星晶剣を構えなおして言葉を出す。
僕の言葉を聞き、サレは低く笑った数秒後…笑みを一転させて明らかに怒りを表す表情でそう叫び、自分の周りに様々な色の輪…オーバーリミッツを発動させた。
「…オーバーリミッツ…っ!」
「っ…どうやら本気でくるみたいね」
「ヒャハッ…コレに耐えられるかどうか…さぁ、楽しませろぉっ!」
不気味に、高らかに笑いオーバーリミッツしたサレは両手を広げて叫ぶと、以前ヴェイグとの戦いで見せた暴風『シュタイフェ・ブリーゼ』がサレの背後に現れた。ただ、その数は以前の一つではなく…五つ。
「!皆、急いで僕の近くにっ!」
「「「!」」」
サレの出した五つの暴風に、僕は急いで星晶剣を盾にするように構えて皆にそう告げ、意識を集中させる。
カノンノ達は僕の声に反応すると僕の方に集まり、それを見たサレは広げていた片手を此方へと向けると不気味に笑みを深めた。
「わざわざ自分から集まってくれるなんて…それならこのまま纏めて一呑みしてあげるよ!──さぁ、見るといい!これぞ進化した真の狂乱の嵐っ!」
「っ…間に合ってくれ…ライトニング・シェルっ!」
僕達に向けより一層高らかに、不気味にサレは叫ぶとサレの背後の五つの暴風はまるで生きているかのように動き出す。
僕はそれに意識を集中させながら僕と皆を守るように円形の紫色の膜を張る。これでもまだ耐えきれるかどうか…っ!
「この暴風の渦から、逃れられると思うなよぉっ!さぁさぁさぁ、吹き荒れ、呑み込み、切り裂き、殺せぇっ!『シュタイフェ・ジル・ブリーゼ』ェッ!」
サレの叫びと共に放たれた五つの暴風。それは真っ直ぐと此方に向かってきたと思った瞬間、五つの内四つが方向を変え、僕達の上、右、左、後方と、僕達の逃げ場を無くすかのように飛んできた。
「ぐっ!っ…ぅ…っ!」
「衛司…っ!」
前方、後方、左右、そして上空から迫ってきた暴風の渦が一斉に僕達を守るライトニング・シェルに直撃し、その衝撃がシェルを通して僕に伝わってくる。
「ヒャハハッ!さぁ、粉々になれぇっ!」
「ぅ…く…ぁぅうっ!」
「ちょ…大丈夫なのっ!?」
「…衛司…!」
聞こえてくるサレの声と共に勢いを増してくる暴風。その衝撃が更に僕に伝わり思わず苦痛の声を漏らしてしまうけど、リタやメリア達の心配するような声を聞いて、僕はなんとか耐えつつ意識を集中させ続ける。
よし…これなら…っ!
「っ…ヴォルトっ!」
「(…お待たせしました、主っ!)」
「「契約解放《リンクバースト》っ!」」
集中し続けていた意識を一
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