一話:兵藤一誠生まれる
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ない!!!
さあ、まずはずっと気になっていた俺の中にある声の正体を探るぞ!!!
眠るように目をつぶり俺の精神世界に入り込む
「ほお…その年で俺のところにまでたどり着いたか、今回の宿主は相当才能があるようだな」
「………どらごん?」
俺が精神世界で見た物は巨大な赤いドラゴンだった
いったい何なんだこいつは?
「おまえはなにものだ?」
まだ舌が上手く回らないから上手く発音出来ない……締まらないな
「俺は赤龍帝ドライグ、神をも屠るとうたわれた二天龍の片割れだ」
「せきりゅうてい?」
神?二天龍?この世界はそんな物がいるのか?
それともこいつは極度の中二病なのか?
「まあ、今のお前には分からないだろう、もう少し大きくなったらもう一度訪ねてこい、今日はもう帰るんだな」
訪ねてこいと言われてもここ俺の精神だしな……別に帰る必要はないだろ
そう言えばまだ転生特典試してなかったな……
ここなら特に問題も起こらないだろうし試してみるか
ドライグの帰れと言う言葉を無視してその場に座り込み手に死ぬ気の炎を灯してみる
最初は灯し方が分からなかったがあれこれ考えずに直感に沿ってやっていると直ぐに灯せた
……超直感つけといてよかったな
大空、晴れ、嵐、雷、雲、雨、霧、さらに憤怒の炎と出していく
……きちんと全部あるな……あの神に感謝しないとな
「それは何なんだ?」
「しにゅきのほのおだ」
噛んだ……思いっきり噛んだ
「死ぬ気の炎か……やはりお前はボンゴレの者なのだな」
何やら納得したように頷くドライグ――ってボンゴレ!!?
『一誠ちゃんごはんですよー』
「母親が呼んでいるぞ、早く帰るんだな」
「まて!!ぼんごれって――」
そう言おうとした瞬間意識が無理やり現実に引き戻される
「起きなさい一誠、ご飯だよ」
父さんが俺の顔を覗き込んでいる
……そう言えば前にも思ったけど父さんってボンゴレ九世にやけに似てるよな……まさか
「どうしたんだい、一誠、パパの顔に何かついているのかい?」
「…なんでもない」
今は考えるのをやめよう、後で調べれば分かるだろうからな
一誠です、三歳の誕生日を迎えました
あれから幼児なりに色々と調べてみましたが
一先ずボンゴレファミリーと言うマフィアがこの世界にあることは間違いないみたいです
……ここはハイスクール?×?の世界じゃなかったのか?
あ!!そう言えばあの神が世界をいじるとか言ってたな……まさか、その影響か?
そう考えると父さんはやっぱりボンゴレ九世ってことになって
俺はその息子だからつまり――
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