暁 〜小説投稿サイト〜
魔法薬を好きなように
第12話 首都トリスタニアにて
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「ラ・ロシェールの森へ行きたいの」

なるほど。郊外へ行くデートコースとしては定番中の定番だ。

「行くとしようか。朝食をとってからね」

そして、その日は楽しくデートをしてから別れて、翌日はトリステイン魔法学院へ向かう途中で、

「さて? どうモンモランシーに話すのがよいのだろうか?」

実際にどう話すかイメージをしてみたが、中々良いイメージが生まれない。なぜかワインを頭からかけられるイメージがわいてくるのは、ギーシュのせいだと思うのだが、こっちだけ、幸福そうにしてたらなんかうまくいきそうにないなぁ。

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