暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜朱の戦士〜
第七十六話 Inami Temple
[2/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
なり、敵も障害物も見えなくなる。

ルイン「これは…何なの!!?」

パレット「ルインさん、これナイトメアですよ。レプリロイドに幻を見せる…」

ルイン「幻?これが幻なの?」

思わず我が目を疑った。
暗闇は決してまやかしには見えないからだ。
本当に真っ暗なのだ。
自分の視覚システムに異常はない。
なのに現実にはない闇が見える。
更に…。

ルイン「わっ!?急に激しい雨…しかもこれは酸性雨だ…」

パレット「それもナイトメアです。長時間浴びてるとアーマーが溶解しますよ。部屋の奥にウェザーアナライズがあります。バリアで守られていて、バリアを張っているのは4つのコア。今から言う場所にコアがありますから、破壊してください」

オペレーター志望の訓練生であるパレットの協力で、何とか酸性雨を止めることに成功した。
ルート解析に優れ、適切なアドバイスを送るパレットにルインは驚嘆した。
非常に優秀なオペレーターとなるだろう。
もし、部隊制があった頃なら第17部隊にスカウトしてやりたい気分だ。

ルイン「何とか雨は止んだね…髪が傷まないといいんだけど…」

濡れた髪に触れながらぼやく。

パレット「早く行きましょう!!カリンカちゃんとコサック博士が危ない!!」

ルイン「カリンカちゃんとコサック…博士?」

聞き覚えがある名前だ。

パレット「友達と友達のお父さんなんです。ちなみに2人共人間ですよ」

ルイン「人間とレプリロイドの友達か…尚更助けないといけないね」

疾走し、再び酸性雨の中に飛び込んだ。
長時間、酸性雨を浴びた石畳は所々陥没しており、酸の池を作っていた。
危なげな道を突き進みながらパレットが叫んだ。

パレット「カリンカちゃん!!コサック博士!!」

ルインに抱えられ、2人の前に着地したパレットは駆け寄る。
コサック博士は紳士という言葉が似合いそうな男性で、カリンカと言う少女は金髪の巻き毛をしており、10を数えたばかりに見えた。

コサック「パレット…」

カリンカ「パレットちゃん…助けに来てくれたの…?」

パレット「勿論、良かった。無事で…」

ルイン「パレット、今から簡易転送装置で、2人を転送するよ。後は私に任せて」

パレット「でも…」

ルイン「ここからは私の仕事だよ。ありがとう、パレット。助かったよ。君は優秀なオペレーターだよ。また会えるといいね、今度はハンターベースで」

パレット「はい、ありがとうございます!!あ、それからこの先にある洞窟の枝分かれした道の奥にコアがありますから気をつけてくださいね!!」

ルイン「ありがとう!!」

カリンカ「お姉ちゃん…」

ルイン「何?」

カリンカがルインに何か言おうとし
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ