暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜プロデュエリストの歩き方〜
エピソード10 〜月一試験デュエル vs帝王〜
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だと!?」

はい、ネタ発言どーも

「さらにナチュルの森の効果でデッキからナチュル・チェリーを手札に加える。さて、手札は無し。場には攻撃力1100まで下がったサイバードラゴンが一体。どうしますか?」

「くっ…サイバー・ドラゴンでマロンを攻撃だ…」

「手札からガードヘッジを捨てて、効果発動。マロンの攻撃力を半分にすることにより戦闘破壊を1度だけ無効にできる。まぁ、守備表示だから関係ないですが」

蔦の壁みたいのが現れ、レーザーを受け止め、マロンを死守する

「くっ…ターンエンドだ」

「俺のターン、ドロー。終わりですね。エクストリオとガイアで攻撃!」

「ぐわぁぁぁぁぁぁぁ」

亮LP4000→−900

二体のモンスターの攻撃を受け、地面に倒れ伏す亮。そして、最強が1ダメージも、さらにモンスターの破壊さえ敵わずに負けたという事実に唖然なる観客達。その中にもちろん亮を紫苑に差し向けた張本人ー鮫島も含まれている。
そして、会場一帯が静寂に包まれる。
だが、その中で最初に動いたのが紫苑だった。


「ありがとうございました、丸藤先輩。いいデュエルができました。今度はこんな場じゃなく、デュエルができるといいですね」

ツカツカと亮の元まで歩くとにこりと笑い、手を差し出す

「ああ…こちらこそまた頼む」

少し苦い顔をしながらも、手を差し出す亮。だが、二人の手が結ばれる直前に待ったをかけられる。

「待ちなさい」

鮫島校長によって…

「紫苑君はロックやパーミッションというリスペクトの欠片もない卑劣なデッキを使いました。だからこのデュエルは無効とします。」

その言葉に外野が喜んだ。

「さらに処分が決まるまで自室で待機を命じます」

紫苑の笑みに一瞬だけ陰りが生じ、そしてまた笑みが戻る。だが、すぐに笑みに戻った。

「そうだ。俺も今一つ質問ができました。」

一拍おき、その続きを話す

「あんたが信じてやまないリスペクトっていうのは本当にあの校長が言っているようなものなのか?」

さっきまでの笑みから一変し、真剣な表情で訪ねてくる。

「返答はいらないんで。じゃあ、俺はこれで…」

それだけ言うと足早に会場を後にしてしまう













SIDE亮

負けてしまった…全力を出しデュエルをしたのに負けてしまった。デュエルに負けた時は悔しさで一杯だった。
彼が手を差し伸べて来た時は一瞬、最強と呼ばれていた俺へのあてつけかと思ってしまった。だが、彼の屈託の無い笑顔を見てその考えはすぐに払拭され、ただいいデュエルができ、嬉しかっただけなんだとわかった。
だが、師匠の言った言葉によって、その笑顔にほんの一瞬だけ
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