エピソード10 〜月一試験デュエル vs帝王〜
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れによりモンスターの破壊及びダメージは無効になる。」
「っ??凌いだか。だが、これくらいやってもらわねばな。カードを1枚伏せてターンエンドだ。」
紫苑
LP4000
手札4枚
魔法・罠伏せ1枚
場
【ナチュル・アントジョー】 ☆2 DEF400
【ナチュル・ローズウィップ】 ☆3 DEF1700
【ナチュル・マロン】☆3 DEF700
亮
LP4000
手札1枚
魔法・罠伏せ1枚
場
【サイバーエンドドラゴン】☆10 ATK4000
さて、反撃開始だ!!
◆
SIDE翠
「ほぉ〜、あのデッキを使うとか亮君に勝ち目は薄そうだね」
紫苑が最も長く使い、最も信頼が厚いデッキー【ナチュル】。あの子がデッキに対する批判に人一倍敏感である理由がこのデッキと言っても過言ではない。
もともとナチュルは相手の行動をトリガーにして、相手を封殺するデッキの特性から対戦相手からは嫌われ、負けた時にはデッキのせいにされた事は多々あった。だからこそ、紫苑はそういった輩を許せない。
「先輩、お兄さんの勝ち目が薄いってどういうことですか?紫苑さんの場にはモンスターが3体並んでいるけど、攻撃力も低くてサイバーエンドには到底届かないっす。」
さっきの私の呟きが聴こえていたらしく兄が負けるわけがないとも取れる発言をしてきた翔
「ん〜とね?ボードアドバンテージとハンドアドバンテージってわかる?」
一同はてなを頭に浮かべている。おいおい!アカデミア、どんな教育してんだよ!基本中の基本だろ!
「そこからか…ボードアドバンテージはフィールドに出ているモンスターの数の差でより多く出しているプレイヤーのが有利になるっていう考え方で、ハンドアドバンテージはその手札版ってわけ。」
この説明で大多数が理解したようでなるほどと相槌をうっている。
よしよし、頭は悪くないな…って翔はわかってないか〜
「確かに紫苑さんはモンスターをたくさん召喚してるけど、どれも攻撃力1000にも満たない弱いモンスターばかりっす。それじゃあ、兄さんのサイバーエンドは倒せないっす」
なるほど、そういうことか…
この子はモンスターの効果は無視して、攻守のみに注目しているわけね…まぁ最もその考えの人間はこのアカデミアにゴロゴロといるけどね
「例えば、サイバーエンドが効果かなんかで破壊されたとする。そうすると亮の場に壁は存在しなくなり、紫苑の場にモンスターは3体になるよね。そこからモンスターを生贄召喚するなり強力なモンスターを出せば形勢逆転になるよね?これのモンスターの数の差による有利度がボードアドバンテージってわけさね」
「けど、そうそううまくいくわけないっす!」
「ちっちっちっ。多分、そうなるね。今、亮の
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