暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
ラストバトル
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けです………」
俺も地面に倒れ、そのまま意識を失った。だが、俺の耳にははっきりと、聞こえた。
ゲームはクリアされましたーーーーーーー
























再び目を覚ますと、俺は水晶の板の上に寝ていた。
「何だ、ここ…………」
俺は周りを見ると、妙な物を見る。それは、崩壊しているアインクラッドだった。
「どう言うことだ?」
「見たままの通りさ」
声がした方を見ると、白衣を着た茅場先生が現れる。現実世界の体のまま。
「中々に絶景だろ?」
「確かに、絶景ですが………どうなっているんです?」
「比喩的表現………と言うべきかな」
先生の声は静かだった。
「現在アーガス本社地下五階に設置されたSAOメインフレームの全記憶装置でデータの全消去作業を行っている。後十分もすればこの世界の何もかも消滅する」
「………中にいたプレイヤー達はどうなったんですか?」
「心配は入らない。先程生き残ったプレイヤー、六一四七人のログアウトを実行した。………勿論、君も含めて、だ」
それを聞くと、俺は驚いた。
「何故です?俺は貴方に殺されたはずだ。脳も焼ききられてーーーーーーー」
「君が私を破った報酬、と思ってもらえれば良い。流石に、弟子を殺すのは些か後味が悪いからね」
「………最後の最後まで、貴方のやることはよくわかりません。現実でも、バーチャルでも」
「………そうかも、知れないな」
茅場先生はふっ、と笑う。
「これから、どうするおつもりですか?」
すると、茅場先生は歩きだし、言う。
「私は………この世界を探しに行くよ。また、何処かで会おう。さらばだ、ライト君」
そうして、茅場先生は消え、俺はアインクラッドの崩壊を見届けてから、ログアウトした。
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