第七十三話 Recycle Center
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カメリーオは長い舌を伸ばしてゼロを縛り付けようとする。
ゼロ「だが所詮はコピーだ。大した敵じゃないな!!」
シールドブーメランを投擲し、カメリーオを両断する。
そしてリコイルロッドによる連撃を浴びせる。
リコイルロッドで攻撃するうちにレプリロイドはボロボロになり、身体から火花を上げ始めた。
ルナ「流石だなゼロ。リコイルロッドもシールドブーメランも難無く使いこなしやがった」
ゼロ「そういえば名前を聞いていなかったな」
「へっへ…教えてやるよ。メタルシャーク・プレイヤー様だ…。へっ…」
メタルシャーク・プレイヤーと名乗ったレプリロイドは薄ら笑って大破した。
爆風がゼロの金髪を靡かせ、止んで辺りは静寂となった。
ルナ「お疲れさん」
ゼロ「ああ、結局俺の亡霊とやらは現れなかったな…」
ゼロは微かに落胆した。
何のためにここに来たのか…。
溜め息混じりにセイバーを納めた時であった。
レイヤー「皆さん、あれを!!」
レイヤーが叫んだのは。
〜あの花の名前〜
時間軸はX7後。
ルナとアクセルは買い物帰りに街を歩いていた。
ルナ「悪いなアクセル、荷物持ちさせちまって。今度何か埋め合わせに何かやるよ」
アクセル「全然!!新しい武器なら火力の高い奴がいいな。バズーカでもいいけど」
歳が近いために仲がいい2人は並びながら歩く。
アイリス「あら、アクセル君にルナ。買い物?」
ルナ「ああ、新しい武器を造るからな。部品が足りないから買い足しに行ったんだ。」
アイリス「じゃあ一緒に帰らない?」
アクセル「勿論!!」
3人はハンターベースに向かって足を進めるが、途中でアイリスは自身の名と同じ花を見つめた。
アイリス「(あの花は…)ねえ、2人共、あの花の名前は知ってる?」
アクセル「へ?」
ルナ「花?」
アイリス「ほら」
アイリスが指差した方向を見遣ると紫色の花が咲いていた。
ルナ「えっと…俺は機械や戦闘関係以外には疎くて…」
アクセル「チューリップやタンポポじゃないのは確かだね…」
疑問符を浮かべるルナとアクセルにアイリスは苦笑するとルインを見つける。
アイリス「ルイン、ルインはあの花の名前分かるわよね」
ルイン「あの花?ああ、勿論!!」
アイリス「本当!?」
ルイン「菖蒲(あやめ)だよね」
アイリス「っ……!!」
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