16話-男子個人戦編 その7-
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て記憶してしまう。だから、相手の動きや表情、切り出した場所から相手の手牌を見破っていた。
しかし、それでもドラゴン君の動きを見破ることができなかった。
だから、三嶋は、最初の盲牌のみで手牌を記憶し、自分の手牌の視覚から得る情報を捨て。ドラゴン君の動きを見破ろうとしている。』
『しかし、三尋木プロ。それはとても難しいことでしょうし、例え手牌を記憶できても喜多方選手の動きを見破れる保証はないんじゃないですか』
『それはそうだろうね。むしろ、普通は見てない分自分の手牌が気になるんじゃね。
でも、奴はそれができてなお且つ見破れると自分を信じたからこその3局での振り込みだろうねぇ』
<喜多方視点>
なるほど、自分の打ち方を信じるってのは早あがりで稼ぎ勝つことじゃなく、これで僕の動きを見破るってことか。
面白い。出来るものならやってみろ。
「立直。」
三嶋君のリーチです。ここで三嶋君手牌をようやく起こした。
確かにテンパイをしています。
左手ツモで一発か。点差は戻されるが僕の1位は揺るがないここは手牌にある安牌を切る。
安牌は撥だけか。ならば撥切りだ。
「ロン。」なにっ!!
「白、中、小三元 8000です。」
『上利選手。好配牌からのトップから直取りです。』
『三嶋のリーチしか見えてなかったようだねぇ。』
<三嶋視点>
ふぅ、しんどいけど、やはり持ってた安牌はそれだけだったらしいな。
こっからが、長野取りの本番だぜ。
<<順位>>
1位 喜多方 38900
2位 上利 35000
3位 三嶋 21700
4位 志村 18400
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