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妖精の義兄妹のありきたりな日常
嵐の水泳大会
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に…。」
その時だった。



ザッボォォォン




湖から大きな水しぶきが立った。
「な、なんだ!!?」
水しぶきの中から現れたのは大きなタコだった。その大きさはギルドより巨大だった。
「タコォォーっ!!!?」
ハッピーが大きなタコを見て驚愕していた。いや、ハッピーだけでなくそこにいた全員が驚いていた。
「この湖の主か!!!」
「湖にタコっているんだっけ?」
エルザの発言にルーシィはつっこんだ。
「見ろ!!!タコがなんか持ってるぞ!!!」
ナツが巨大ダコの足を指差して、全員に注目させた。
「おい、あれって…!!!」
















「ウェンディ!!!!」
巨大ダコが足に持っていたのはなんとウェンディだったのだ。
通りでウェンディが見つからないハズだ。なぜなら、ウェンディを隠していたのだから。
「てめー!!!!ウェンディを放しやがれ!!!!」

バッ

タクヤは巨大ダコに向かって攻撃を繰り出そうとしたが、

ビュン バチン

「がっ。」
タコの足に軽々と薙ぎ払われてしまったのだ。

ドゴォン

「大丈夫か!!タクヤ。」
「あんやろー…、よくもウェンディを…!!!」
「一人ではダメだ!!全員で一気に…、」
「それじゃダメだ!!!」
「!!!」
タクヤの発言にエルザは驚いた。全員で一斉攻撃を仕掛ければタコは間違いなく倒せる。
だが、タクヤはそれを妨げたのだ。
「なぜ…!!」
「確かに、一斉攻撃を仕掛ければ巨大ダコは倒せるが、それじゃあウェンディを巻き込んじまうだろ!!!!」
「なら、どうすれば…。」
エルザはタクヤに作戦を仰いだ。
「オレが囮になる。その隙にウェンディを救出してくれ!!!」

ダンッ

「待て!!!」
エルザがタクヤを止める前には既に巨大ダコに突撃をかけていた。
「仕方ないわ。ここはタクヤの言う通りにしましょ!!!」
「…行くぞ!!私の合図と同時にウェンディを救出するんだ!!!」
「「おぉぉ!!!!」」














「水竜の咆哮!!!」

ゴアァァァッ

タクヤは水のブレスで巨大ダコに攻撃を仕掛けているが、体が頑丈なのかびくともしない。
「っ…!!水竜の狼爪!!!」
次は水の爪で巨大ダコを斬り裂こうとするが、

ヌルン

「なっ!?」
体がヌメヌメしているため、打撃系の攻撃が無効化してしまっているのだ。

ギュン バチィン

「がっ。」
タクヤは一瞬の隙を突かれ、砂浜に打ち付けられた。

ドゴォン

「くそっ!!あのヌメヌメが邪魔だ…。せめて、一箇所だけでもヌメヌメしてなかったら…。」
タクヤ
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