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妖精の義兄妹のありきたりな日常
嵐の水泳大会
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残っているもののこのままではジュビアに追い付けなくなるため、泳ぎだした。



























「「おりゃぁぁぁっ!!!!」」
折り返し3q地点
ここでは二つの波しぶきが他の出場者を巻き添えにしながら泳いでいた。
「ぜってぇお前だけには負けねェっ!!!」
「それはコッチのセリフだァ!!!」
二つの波しぶきの正体はナツとグレイだった。
「火竜の翼撃!!!」
「アイスメイク槍騎兵“ランス”!!!」

ドゴォン

二つの技が水の中でぶつかり、弾ける。攻撃力は互角のようだ。
「っちィ!!」
「どけっての!!!」
ナツとグレイはさらに激しくぶつかり合った。その時、
「邪魔だァァァっ!!!!」

ザッブゥゥゥゥン

「のあっ。」
「おわ。」
ちょうどナツとグレイの間にタクヤがアクアジェットで通過していった。
「タクヤ!!!あぶねーだろーが!!!」
「そんなとこでじゃれあってるからだろー!!!」
「「じゃれあってねー!!!!」」
ナツとグレイは声をハモらせ、タクヤに怒鳴った。
「先行ってるぜー。」

ザッブゥゥゥゥン

「「待ちやがれー!!!!」」
ナツとグレイは先に行くタクヤを追いかけた。だが、タクヤのスピードは前半戦のものより確実に速くなっていた。
ナツとグレイも必死についていくが、その差は広まるばかりだった。
「なんつー速さだ!!?」
「負けてられっかァっ!!!!」
こうしてナツとグレイはさらにスピードを上げた。





















「ゴールが見えてきました!!!」
後半の4q地点
現在トップのジュビアがゴールテープを持っていたミラジェーンたちを捉えたのだ。
ジュビアはさらにスピードを上げ、ゴールを目指すが、

ザッバァァァン

「!!!」
「そうはさせないぜ!!!」
ジュビアの横についたのはジェットだった。だが、ジュビアは慌てない。冷静に対処していけばいいのだ。
「水流拘束“ウォーターロック”!!!」

チャプン

「うわっ。」
「空気は入れてるので安心してください。」
ジュビアはそう言ってゴールを目指す。
「ちょ、待てよー!!!!」
ジェットの声もむなしくこれにてトップ争いから脱落したのだった。
(「まだ、油断はできない。まだ…。」)

ザッブゥゥゥゥン

「来た…!!!」
ジュビアは後ろを向くと、そこには先程よりも速いスピードで迫ってくるタクヤの姿があった。
「優勝は俺だァーっ!!!!」
「そうはさせません!!!水流拘束!!!」

チャプン

「!!!」
タクヤはジュビアの水流拘
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