エピソード9 〜月一試験デュエル 紫苑姉の実力〜
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、あなたは4000。よって攻撃力は8400。」
マーズの手のひらにお手玉サイズの火球が出来上がるとそれが何倍にも膨れ上がり、さながら小さな太陽のような火球が出来上がる。
「モンスターを雑魚と呼び、私のために散っていった天使たちを侮辱した罪は万死にあたいする!懺悔の用意はできているか!!やれ、マーズ!断罪の獄焔!」
「ひぃ、や、やめてくれ!うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
浩二LP4000→−900
デュエルが終了したが会場は静まりかえり誰一人として言葉を発しようとしなかった。
「あっ、ワンキル起こったね。君の負けで」
それだけ言うと足早にデュエルフィールドを後にした。
◆
SIDE紫苑
翠がデュエルフィールドを離れ、会場を出るとまたガヤガヤとうるさくなる。しかし、その話し声のほとんどがさっきの姉のデュエルに対しての陰口だった。
それを聴いて何もできない自分に歯がゆさを感じ、1人拳を強く握り締めている。そんな周りにいる十代達はどう声掛けをしていいのかわからず苦い表情をしている。
暫くそのままの状態が続いているとフワリと後ろから抱きすくめられる。
「…!?姉ちゃん?」
いつの間にか二階の観客席へと上がってきていたのだ。
「ありがとね。私のために怒ってくれて。そんなに拳を強く握ってさ。けどね、それは私がどうにかすることだから…紫苑は気にしなくていいの」
そこまで言うとギュッと抱きしめる力を強くする
「………//は、恥ずいからやめてってば//」
十代や明日香たちはさっきまでの表情から一転し、ニヤニヤと笑みを浮かべている。
「ふふ、こまった表情の紫苑も可愛いわね」
と冗談混じりに明日香が言うと翠もそれに便乗して、胸を後頭部に押し付けるように抱きついてくる。
「!?!?!?!?!?//」
「お前ら、仲いいな〜」
「ちょ、十代助けて!」
十代に助けを求めるがヤダと一蹴される。
そこからしばらく翠を筆頭に弄られていると紫苑の番がくる。
『え〜、叢雲 紫苑さんと** *さん実技試験を始めます。デュエルフィールドまで来てください。』
「「「「「「えー!!!!」」」」」」
紫苑の対戦相手を聴いた周りの皆は驚きの声をあげるがただ一人姉の翠はまぁ、それでも問題なく勝っちゃうけどね…と呟いた。
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