エピソード9 〜月一試験デュエル 紫苑姉の実力〜
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とこの人だかり何?」
「っ!?!? ///おまえ知らねーの?今日新パック発売日だろ。だけどよ〜誰かが既に買い占めをやったらしいんだわ。あんたはその様子じゃあ、パック買いに来たみたいじゃないな。」
「まあね。それと教えてくれてありがとう」
「…………//お、おう。役に立てて何よりだ//」
その辺にいる生徒を捕まえて問いただしてみると、一瞬だけ頬を赤く染めるとペラペラと喋ってくれる。最後にお礼を言うとやはり顔を赤くして、頬をぽりぽりとかいていた。
あいつ…もしかしてホモか。男にドキドキするとか、キショ!
「パックか〜。最近買ってないな…まぁ、貰ってるんだが」
プロ戦のファイトマネーの一部として、大会特別パックやら未発売パックやらが貰えるのだ。しかも、パックではなく、箱で!
さすが!KC社、太っ腹!
その後、ドローパンを二つだけ買うと実技試験を行う会場へと向かった。
◆
SIDE翠
『叢雲 翠さん、山本 浩二さん、実技試験を始めます。準備をしてください。』
教師からの呼び出しがかかる。
さ〜て、紫苑は…いたいた。えーと、十代って子と明日香って子かな一緒に居るのは?
紫苑の存在を確認すると、指定されているデュエルフィールドへと向かう。そこには、既に対戦相手であるブルーの生徒が居た。
月一試験の実技は基本的に成績、デュエルログなどから個人の実力を割り出し、実力が近い者同志を戦わせる。そして、後の方に呼ばれる者ほど実力が高いようになっている。翠が呼ばれたのはだいたい半分か3分の2ぐらい。つまり、実力は中の上ぐらいである。最も、彼女が本気を出せば、皇帝と呼ばれるアカデミア最強のデュエリスト
丸藤 亮でさえ、倒してしまう。彼女に対抗できるのはせいぜい弟である紫苑かプロランク上位者である。まぁ、本気を出せばなのだが…
「くくく、俺の対戦相手がこんな娘とはね〜。これはもしかして、ワンキルとかできちゃうのかな〜。」
くくくと挑発的な笑い方をする翠の対戦相手ー浩二は翠を見るなりニヤニヤと気持ち悪い笑みを浮かべる。
『あちゃー、こりゃまたうざそうな人だね〜。みどりー、怒ってGYA★KU★SA★THUとかしないでよ〜』
ん〜、たぶん大丈夫。するとしたらSYU☆N☆SA☆THUだから。
物騒な会話をしているのは、翠と彼女の精霊ーアテナである。
あれ?もしかして、アテナ初登場?おめでとう!そして、今回出番はないけど
『ちょっとーー!!なんで初登場回が会話だけなの!?私を召喚してよ!一応神様だよ、私!!』
前提として目立つ。アテナ、あんたのカードがどんくらい高値で売られてるか知ってる?何百万だよ!それと、あんたから神の威厳を感じられない!
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