第十八話:若き力の介錯
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、イッセーも戦闘態勢になるなよ
さっき止められたばっかりだろ……
……まあさっきのは下級悪魔が上級悪魔に手を出すと面倒なことになるから止められたんだろうけど
だからと言ってことをこれ以上荒立てるのも良くないだろ……はあ、しょうがないか
「まずは俺が相手だ!!」
「小癪なっ!!!」
「喧嘩はやめてくれないか?」
「「っ!?」」
まさに殴りかかろうとするイッセーとヤンキーの眷属の間に入りその腕を受け止める
「貴様何者だ!?」
「リアス・グレモリー様の戦車、ルドガー・ウィル・クルスニクだ、うちの兵士を連れ戻しに来た」
「ルドガー!!お前は関係ないだろ!!!」
「イッセー、これ以上部長に恥をかかすな!!」
「っ!?………わかった」
そう言うとイッセーは諦めて拳を納めてくれた……よかった、後は相手だな
「そいつは喧嘩を売ってきたのだぞ!!!」
「だとしても、君たちにはイッセーと戦う意味はない、君たちの王を殴ったのはイッセーじゃないからな」
そう言ってサイラオーグさんの方を見る
サイラオーグさんは特に悪びれる様子も無く堂々としていた
……いっそすがすがしいな……
「た、確かにそうだが……」
「ああ、そういえば君たちの王は今何をしているんだ?」
「っ!!」
「眷属としては主を回復させる方が先なんじゃないか?気絶してるみたいだし」
俺がそう言うとヤンキーの眷属はイッセーとサイラオーグさんを睨みながらも
ヤンキーの元に去って行ってくれた
「すまなかったな、ルドガー・ウィル・クルスニク」
「いえ、元はと言えばこいつのせいですから」
「ぐっ!!」
イッセーの首根っこを掴んで軽くゆする、後で部長にも叱ってもらわないとな
「いや、あいつの言動には俺も少々イラついていたからな、いい機会がもらえてよかった」
「はあ……そうですか」
「それにしても……いい動きだったな、さすがはコカビエルを圧倒したと言うだけはあるな」
コカビエル?………ああ、そう言えばそんなのいたな
正直言って夕飯のメニューの方が俺には重要だから覚えてなかった
「恐縮です」
「そうかしこまらなくていい、普通に話してくれ」
「わかった、それにしてもあんたも手を抜いてあのパワーは異常だろ」
「俺には魔力がないからな、愚直に肉体を磨いた結果だ」
確かにこいつの体は筋骨隆々で凄まじい鍛錬を思い起こさせる
正直言って純粋な力勝負じゃ相手にもならないだろうな
「さて、もう少し話してみたいところだが……リアスがご立腹のようだから君たちは戻った方がいいだろう」
「そうだな、行くぞイッセー」
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