原作開始前
喪った者と手に入れたモノ
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これは夢。彼方が戦いに対しての覚悟を決めた戦いの記憶。そして……彼方が大切な人を喪った決意の悲哀の記憶。
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「アタシの名前はユーナ・ソードフォレスト。好きなものは争い。嫌いなものは馴れ合いだ。よろしく」
「俺の名前は賀狩彼方。好きなものは仲間。嫌いなものは争いだ。よろしく」
目の前に現れた赤い髪の少女は、大体俺たちと同じ位の歳に見える。身体は引き締まっていて、俺たちの世界で言えば陸上をやっているような感じ。しかしスタイルは抜群で、出ているところは出ている……と考えていると叩かれた。
「変なこと今考えてなかった? 相手は敵よ?」
「分かってるっつーの。いつもの敵の観察だよ。というか色目なんて使わねえよ。俺にはお前がいるからな」
「もう……調子のいいこと言っちゃって」
こいつは木南楓。俺の幼馴染であり、一番の親友であり、俺の最も愛する人だ。
「終わったか? じゃあ始めようぜ!」
ユーナの声で意識を戦闘へと移す。ユーナは片手剣を右手に持って突っ込んでくる。それに対して俺は腰に佩いた剣の柄に手を触れながらタイミングを待つ。三、二、一、今だ!
「四神流 斬術青龍の型参番! 龍顎!」
剣を鞘から抜きながら上に斬り上げ、すぐに斬り返し、袈裟に斬る。しかしユーナは驚きはしたものの、冷静に斬り上げをいなし身体を横にずらした。
そこから剣の斬り合いになった。最初は互角に斬り合っていたが徐々にこちらが押してくる。何故なら楓が後ろから援護してくれているからだ。
元々楓は弓道をしていた。そのため遠距離から攻撃する事が出来る。それに加えて楓はメイジタイプなので後方からの魔法での攻撃、仲間の回復も担当している。魔法耐性があるのなら弓で、物理耐性があるのなら魔法で攻撃、仲間の状況に応じて支援する。楓は遠距離のプロフェッショナルと言えるだろう。
「くそっ、やりにくいな!」
「そういう風に戦ってるからな! 文句は聞かねえよ!」
「文句なんか言わねえよ! 立派な戦術だからな。ある意味完璧なんじゃねえか?」
「お褒めに与り光栄だね!」
その中でも闘いは加速していく。その最中斬り離れ、互いの間が空く。するとユーナは魔法を打ち出してくる。めんどくせぇ、魔法剣士だったのかよ! 剣を一度鞘に戻す。
「四神流 斬術青龍の型肆番! 龍息!」
俺は剣圧を飛ばして相殺する。相殺出来たことに安心していると煙の中を切り裂いて脚が飛んできた。気を抜いていたところに来た蹴りを俺は避けることが出来ず脇腹に貰ってしまう。
「ガッ!」
バキッと身体の中から嫌な音と共に激痛が走る。
「これは……数本……持ってかれた……か
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