眷属、集めます
第25話
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なエネルギーに気付いた悪魔とアザゼルさんがすぐに駆けつけてきた。その中にサーゼクス様が居られたので目で合図を送る。
「どうやら戦闘が行われたみたいだけど、私の記憶に間違いが無ければ、そこに居るのはSS級はぐれ悪魔の黒歌だったと思うのだが」
「ええ、こちらではヴァーリチームの一員だと言う情報も得ていますし、本人の自供も取れています。ですので処理しました」
「グレイフィア、一応確認を頼む」
グレイフィアさんが白音さんと黒歌に近づいて黒歌の死亡を魔法で確認する。
「間違いありません。死亡を確認しました」
「そうか。もう安全だと思うかい?」
「おそらくは大丈夫でしょう。一緒に居た孫悟空美猴も重傷を負わせました。念のためにアザゼルさんを置いておきますが、大丈夫でしょう。僕と白音さんは黒歌を供養しますのでこれで」
白音さんの傍まで移動して転移の魔剣を振り屋敷の庭にまで転移し、素早く強固な隠蔽結界を敷く。時間との勝負ですからね。
「白音さん、黒歌を蘇生しますから手伝って!!」
「ええっ!?けど、お姉ちゃんはもう悪魔に転生していて」
黒歌に抱きついて泣いていた白音さんが驚きながらも顔を上げてくれました。
「そういう妖刀があるんですよ」
そう説明しながらエネルギーと魔力を無限の剣製に叩き込み、とある妖刀を作り出そうとするのだが恐ろしい勢いでエネルギーと魔力を持っていかれる。エネルギーはすぐに底を尽き、僕の魔力も8割程持って行かれた所でようやく妖刀が産み出される。
「ぜぇ、ぜぇ、こ、これが、一度だけ死者を蘇生させる、ことの、ぜぇ、出来る妖刀、はぁ〜、天生牙です。白音さん、貴方の手でお姉さんに纏わり付く、死を切り払うんです」
消耗しきった僕では刀を振れそうにありませんから。それにやはり自分の手で救いたいと思っているでしょうから。地面に突き刺さっている天生牙を白音さんが抜き取り、黒歌を見る。その目には黒歌に纏わり付く死が見えているのでしょう。天生牙を何度か振り、そして手放す。そこに僕はフェニックスの涙を投げつける。死から逃れられても、致命傷を治さないとまた死んでしまいますから。
しばらくすると黒歌が目を覚まし、白音さんがまた泣きながら抱きつく。黒歌は何が起こったのか分からずにぽかんとしていた。このまま感動の再会を邪魔したくはないのですが時間がありませんからね。
「簡単にですが説明してあげますよ、黒歌。貴方は一度死にました。これにより貴方の罪はほとんどが償われました。ですが、ヴァーリチームに所属していたことにより僕達『断罪の剣』ターゲットのままです。ですので僕の眷属に、『断罪の剣』に所属すると言うのなら、ある程度の自由を与えましょう」
「私が断ると言えば」
「言い方を変え
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