第11話 魔法衛士隊到来するが
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休憩を命じたのは俺の方だから」
「命じられたちうわけではないと思いますけど」
「こういう場合は、それでいいんだよ。ここの寮で、こんなことを言い出すのは、きっと俺くらいだろうから」
「そうですね。他の部屋では、全部掃除をしてきましたからね」
「だから、あとは時計とにらめっこでもしていてくれ。って時計の見方は知っているよな?」
「はい。それも習っていますので」
「そうだよな。そうでなきゃ、さっきみたいに4分とか言えないもんな」
「はい」
そのあと、俺はまた、上をむいて天井をみつめていたら、フラヴィは
「それでは、失礼します」
そう言って、部屋から出ていった。
そのあと、俺は週末にあうティファンヌとはどうするか、自問自答を繰り返し続けていたら、アンリエッタ姫殿下の到着の知らせが聞こえてきた。あとは、歓声もだ。
窓から外を見れば、きっと、魔法衛士隊が魔法学院のまわりでも取り囲んでテントでも設営するところも見れるだろうが、今は見る気になれない。
また、ティファンヌのことを考えているが、答えは一つにいつもたどりつく。いろいろな方向から考えてみているが、俺一人だとここらの答えが限界かな。あとはどうティファンヌと話し合うかだろう。そこで出た結果次第だな。
そう決まったら、あとは夕食前にモンモランシーをむかえに行きますか。
翌朝も、朝食は普通通りだったが、その後はアンリエッタ姫殿下がお帰りになるところにまたあいさつするというので、昼食後の授業開始まではモンモランシーに、自由行動とさせてもらった。とはいっても昼食時に会うだろうが。
授業でおかしいといえば、ルイズとサイトにキュルケ、タバサが見当たらないところだが何があったのやら。翌日になってわかったのはギーシュもいないことだ。学校さぼって、どこにむかったのかねぇ。メンバー構成から考えてもわかりはしねぇ。まあ、考えるのは無駄だろう。
そして虚無の曜日の前日になり、昼食後にはトリスタニアに向かうことにした。モンモランシーには、虚無の曜日の翌日の夕食前に部屋へ迎えに行くとして了承はとれているっていうか、返事はそっけないものだ。
そして、ティファンヌとは約束通りに、とある安宿に見える2階の部屋で待っていた。『どこかの男爵家で晩餐会でもひらいていないかな』の問いに『いつもの男爵家のパーティがあったはず』というのは、『一晩泊まれないかな』と聞いているのに『いつもの宿』という意味を二人で決め合っている暗語だ。正式に彼女と紹介できないから、つきあっているのは秘密のために、いつ誰がいても使って良いようにしているつもりだ。
先に部屋で待っていると、ドアがノックされたので
「どなたですか?」
「私よ。ティファン
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