第三十六話
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ダラーンオペレーター、イルマです」
「イルマ中尉か。サクロボスコハイヴ、反応炉及び重頭脳級の撃破を完了した」
「はい。此方でも確認しました。お疲れ様です。警戒任務に二個師団が行きますので、不動准将はそのまま他のハイヴ攻略に向かってください。
「了解した」
イルマ中尉との通信を終えると、ザクURー1型の部隊がやって来た。
「不動閣下、お疲れ様です。後は、我々が引き受けますので、閣下は他のハイヴ攻略に向かってください」
「分かった。後は頼む」
そう言って、ザクURー1型の部隊に警戒任務を任せ、大型スラスターを吹かして地表に向かった。それから、1日を費やして月にある全てのハイヴを攻略し、チェンバロ作戦が完了するのだった。チェンバロ作戦の完了に伴い、人類は約30年振りに月を取り戻したのであった。尚、このチェンバロ作戦を知るものはメビウスのメンバーを除くと、国連事務総長である、ハマーン事務総長以外は誰も知らない、極秘作戦であった。
1999年1月3日に行われた本作戦は、人類にとって大きなターニングポイントとなるのであった。新年が明けたばかりである。激動の時代の歯車は、ゆっくりとしかし確実に動いて行く。一人の男がオルタネイティヴ(その他の可能性)を広げて行くのであった。今、『あいとゆうきのおとぎばなし』の歯車が少しずつ動きだす。一人の少女と一人の青年の為の物語が、一人の男の手によって、悲劇から幸せになる為の物語になるように脚本を書き換えられた。
その脚本を持った男は、果たしてどうするのか?まだ、誰も知らない。
ただ、広量たる宇宙の中で、星が美しく輝いているのであった。
悠斗sideout
???side
「タ・・・・・ケ・・・・・ル・・・・チャ・・・・ン・・・・ア・・・・イ・・・タ・・・イ・・」
何処かで薄気味悪く何かが光るのだった。
???sideout
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ