第三十六話
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法則により真っ直ぐ進む。俺は大型スラスターに火を入れる。ペダルを軽く踏んだだけで、一瞬にしてマッハ5まで到達する。常人なら耐えられないGが俺を襲う。
「うん?まあ、こんなもんか」
一気に月に近ずく。マツナガ少佐のザクURー1型を見つけた。逆噴射してスピード落とし隣に着く。
「不動閣下!その機体は新型ですか!それより、何てスピードですか!」
「コイツは、トールギスV。俺の専用機だよ。速いのは背後の大型スラスターのおかけだよ」
「そうですか。では、月まで護衛をさせていただきます」
「良し!頼むぞ!」
「ハッ!お任せください」
マツナガ少佐のザクURー1型と共に、月に向かう。サクロボスコハイヴが見えてきた。
「マツナガ少佐、止まれ」
「どうされました?」
「なに、まずはBETAに挨拶がわりに一発おみまいするのさ」
マツナガ少佐のザクURー1型が少し距離をとる。俺はトールギスVのメガキャノンをサクロボスコハイヴにロックオンして構える。
エネルギーをチャージさせる。メガキャノンの砲身の間にエネルギーが収束していく。
「エネルギー収束率、95、96、97、98、99、100!」
メガキャノンのエネルギー収束率が100%になった。
「メガキャノン、ファイヤ!」
ドキューーーンンン
収束された、ビームが光の奔流となって進む。
サクロボスコハイヴを、ビームが貫く。ビームが消えた後には、直径百キロ、深さ5キロに渡る深いクレーターが出来ていた。
「まあまあの威力だな」
メガキャノンの威力に満足した俺は、月に向かって進もうとした。
「不動閣下。些か、威力が強すぎるのでは?」
「そうか?こんなもんだろう。ビグ・ザムだって、フルパワーで射てば此くらいは出来るから、同じだよ」
凄く納得のいかない表情のマツナガ少佐。まあ、普通のMSがこれだけの威力のある兵器を積んでいる事が、あり得ないからな。納得出来ないのも無理はない。
「まさか、不動閣下はこれを試す為に、MSにサクロボスコハイヴを攻撃せずに、他のハイヴを攻略するように指示を出していたのですね」
「そうだ。友軍を巻き込みたくないからな」
ハアと、ため息をはくマツナガ少佐。顔が疲れきっている。
「これだけの威力のある兵器を積んでいるいるんですから、護衛は返って迷惑になりそうなので、私は他のハイヴ攻略に廻ります!」
「分かった。マツナガ少佐の武運を祈る」
「ハッ!御武運を」
マツナガ少佐のザクURー1型が離脱する。それを見送って、大型スラスターを吹かして、ハイヴの内部に突入する。ハイヴの半分近くが、先程のメガキャノンのおかけで消滅しているため、中層付近からの攻略になっ
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