第三十五話
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シーマside
私は今ザクURー1に乗り、月地表面にて門確保の任務に当たっている。
「墜ちな!」
120oマシンガンを要撃級に射つ。弾丸が命中して要撃級から体液が吹き出し絶命する。
「オラよ!」
「くたばれ!化物が!」
僚機のザクUF2型が、ハンド・グレネイドを投げる。ドドーーンと爆発を起こしてBETAを撃破する。
「お前達、無理するんじゃないよ!」
「分かってます、シーマ様!」
「大丈夫です。シーマ様!」
部下に気を配りながら、周囲を警戒する。さっきの爆発であらかたのBETAは撃破したが、増援が来る可能性がある。
ゴゴゴゴの音と共に大地が小刻みに揺れる。
「シーマ様!BETAが地下から来ます!」
「分かってるよ!皆、飛びな!」
ブーストジャンプで、上空に避難する。ドッバーーーンと言う音と共に、地面が吹き飛び増援のBETAどもが現れた。
「チッ!また増援かい!たく、キリがないね」
悪態を吐きつつ、BETAをマルチロックする。
ドキューーーーーーー
光の塊が通りすぎた。
次の瞬間には、地下進行してきたBETA達が消え去っていた。
光の塊が来た方を見ると、ビグ・ザムが立っていた。
「シーマ様!御無事で?」
ビグ・ザムのパイロットから、通信が入る。
「私は大丈夫だよ。それより、そっちは大丈夫なのかい?」
「はい。大丈夫ですよシーマ様。この、ビグ・ザムて機体は凄い機体ですよ!」
「分かってるよ!そんな事は」
事実、増援で現れたBETAを一撃で全滅させたじゃないか。まあ、このビグ・ザムの一撃で、大体のBETAが消滅するから、私らが無理する必要が無いのは、ありがたい。
「海兵隊全機無事かい?」
「はい。シーマ様、海兵隊1個連隊全員無事です!」
「ビグ・ザムの部隊20機も、損害有りませんシーマ様!」
部下の確認をしてみると、一人の離脱者もいなかった。周囲を警戒しながらレーダーを見ると、友軍部隊が此方に向かって来ていた。
「シーマ様!レーダーに友軍部隊の反応です!」
「あいよ!見てるさね!ハイヴの内部に突入する部隊だよ!」
モニター画面を見ると、真っ赤なザクUが此方に向かって来ていた。
「おお!赤い彗星だ!赤い彗星のシャア大佐が来たぞ!」
部下の一人が、オープンチャンネルで話す。すると、真っ赤なザクUから通信が入った。
「ちがぁぁぁぁぁうぅぅ!!赤い彗星じゃない!真紅の稲妻、ジョニー・ライデンだ!」
「ああ。キマイラ隊隊長のジョニー・ライデン少佐かい?」
よく見たら、頭部の所にユニコーンの紋章が入っていた。まあ、所謂勘違いってやつだね。
「そうです
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