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MUVLUVにチート転生者あらわる!?
第二十九話
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「左様。前衛をグフ又はザクUが行い、後衛からザク・キャノンが重火力を持って制圧する映像は、圧巻でしたな」

「やはり、我々もMSの用な新型機の開発を急ぐべきかと」

討論に熱が入り始め、段々議論の内容が新型機開発に移行し始めた。

「諸君落ち着きたまえ。新型機開発云々は、不動准将がプロミネンス計画に参加してからで、良いでわないか?」

「イギリス代表の言う通りだ!今は新型機開発の話より、香月博士の提案した横浜ハイブ攻略作戦について話し合おうではないか?日本帝国を、我らが欧州の二の舞にさせぬ為にも!」

イギリス代表とフランス代表が、強引に話題を返る。特にイギリスは、新型機戦術機を開発したばかりで、資金難の状態なのだ。プロミネンス計画に不動准将が参加する以上、余計な事をして不動准将から技術提供を拒否されても困るからだ。
誰もが、不動准将の機嫌を損ねて、損はしたくは無いのだ。
議題が横浜ハイブ攻略作戦に移ってからも、会議は夜を徹して行われた。




欧州連合side



日本帝国side



帝都城の一角に、政威大将軍派の者達が集められて会議を行っていた。

「以上が、世界各国の動きになります。概ね予想道理の動きですね」

トレンチコートを着た男、鎧衣左近が報告をする。

「そうですか。わざわざ危険な橋を渡らせましたね鎧衣」

「ハッハハハ。日本帝国の為ならば、この程度の事など苦労に入りませんよ殿下」

苦労を労う煌武院悠陽殿下に、笑って答える。彼からしてみれば、帝国の存亡に関わる大事な時期に、危険な仕事をするのは何ら苦労に入らないのだ。

「鎧衣よ。ご苦労だったな。殿下、やはり香月博士の提案した横浜ハイブ攻略作戦の国連軍の主力は、アメリカ軍になりますな」

煌武院悠陽殿下の座る椅子の、右側に立っていた、紅蓮醍三郎大将がいい放つ。

「香月博士が危惧していた事が、現実味を帯びて来ることになろうとわ。嘆かわしい事です」

よもや、一方的に同盟を放棄したアメリカに、再び頼る事になる事に不安が募る。今度は、自分達が被害を被らない様に、何かしてくると容易に予想ができるからである。今だ、お飾りにされている彼女は、ただ無力の自分に嘆くしかできないのだ。

「大丈夫ですよ殿下。攻略作戦の指揮権は、我々帝国にありますからアメリカと言えど、容易に自分に有利になるような事ばかり出来ませんから」

「しかし」

「それに、メビウスが日本帝国に駐屯していますから、恐らくハイブ攻略作戦に参加してくれるでしょう」

「言質は取れているのですか?鎧衣?」

「いいえまだですが、此れから取りに行くのですよ」

帽子をかぶり直して部屋を出ていこうとする、鎧衣課長。

「鎧衣」

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