暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
大覇星祭序章
Trick71_その反応、本当に知らなかったのぉ?
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いた。

今回の企画は≪授業兼寮参観≫。午前中で≪授業≫の方は終わった。残っているのは≪寮≫となる。

「「「「いらっしゃいませ。お父様、お母様」」」」

寮の入口が開かれて、それに合わせて寮生は綺麗なお辞儀と合わせて挨拶をした。

この≪授業兼寮参観≫の本番は午後にある≪寮≫がメインイベントである。
学園都市は全寮制だ。ゆえに親と離れて生活をしている。
親達は子供がどのような場所に住んでいるか気になるし、彼女たちは世間一般に言われているお嬢様、つまり親達は裕福層がほとんどだ。

目に入れても痛くない娘たちの普段の生活は、学校生活以上に気にしているのは当然だ。
そのための企画といっても過言ではない。

開かれた入口からは嬉しそうな顔をした父母たちが続々と入ってきた。

「芽実、元気にしていたかい?」

「はい、お父様。お父様もお元気そうでなによりですわ」

「おお、私の可愛い可愛い早鳥。会いたかった!!」

「大げさですよ。でも、わたくしもお会いできて嬉しいです、お母様」

などと早速、家族同志で和気あいあいとした会話がそこらから聞こえてきた。
そして娘を先頭に、各人の部屋へと移動していった。

「ほんと、なんでメイド服なのよ。関係無いじゃない」

御坂のため息交じりの呟きは本当に的を射ていた。
本当に関係無い。理由は主に理事長または作者の趣味であったり、ケフンケフン

午前中は授業風景を見せていただけで、親子の会話というのがここで初めてだったりする。
和気藹々とした会話を弾ませている中、御坂は少しだけ面白くなさそうにしていた。

というのも、彼女の親はこの場には来ていない。御坂にはそう連絡がされていた。
父親の旅掛(たびがけ)は各地を飛び回る忙しい人だ。学園都市に入ってから数年が経つがあまり会っていない。
母親の美鈴(みすず)は、本当であれば参観にくる予定だったのだが、今朝になって用事が出来たということで参観に行けない旨を知らせるメールが届いていた。
姉である美雪も、本日から2学期が開始している。基本的に美雪の通っている高校は自由登校制だが、こういった2学期初日にある始業式などは絶対参加が義務づけされている。さらに学校の研究所による用事があるらしく、来るのはまだまだ先とのことだ。

別に親に甘えるほど年少ではないが、久々に会える家族に少なからず期待していた御坂美琴。
その様子は白井など近い人間から見れば拗ねている様子を醸し出していた。

続々と寮室へと移動して少なくなる生徒。そのまま立っていては最後の一人となり、変に目立ってしまう。
そうならないようにと考えて美琴は寮室へと歩き出した。

が、後ろから忍びよる影によって止められてしまう。

「み〜こ〜と〜ちゃん
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