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FAIRY TAIL   ある神使い達の伝説
プロローグ***少年の自問自答

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少年は走っていた。
ハァ、ハァと息を切らし、人の余り通らない山道を下る。
そして脳内で自問する


ーーーー何故、平和だった村に奴隷商が来たのだ?


ーーーー何故、父さんも母さんも殺され、姉さんは拐われたのか?


少年は、山道を下りながら自答する。


ーーーー煩い。今は逃げる事が第一だ。


少年は自問する。


ーーーー俺が強ければ……せめて、姉さんは助けられたのでは?


少年は頭を強く振り、自答する。


ーーーー煩い煩い。今は逃げる事の方が大切だ。


少年は、走り続けるーーーー。
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