第六章
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いいわ」
満足しているというのだ。
「これでね。有り難う」
「真夜ちゃん・・・・・・」
「悠樹君のお誕生日にも」
今度は真夜が言う。
「こうしていたいわ。いえ」
「いえ?」
「ずっと」
誕生日だけではないというのだった。
「ずっとこうしていたいわ。それは駄目かしら」
「いいよ」
悠樹は温かく真夜のこの願いを受け入れた。
「ずっとね。こうして二人でね」
「ええ。ずっとね」
「二人で何時までも」
夕暮れのあの土手のところで二人抱き合いながら話すのだった。真夜も悠樹もお互いの暖かい心を受け取った。その温かい中で心を交えさせ合わせていた。
優しく抱いて 完
2009・3・31
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