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アラガミになった訳だが……どうしよう
原作が始まった訳だが……どうしよう
38話 イザナミ
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、残念なことに箱舟の席は限られている。ならば、そこには真に優秀な人間のみが座るべきではないかな?」
はぁ……私にとっては本当に今更な話だね。でも、この二人への解説の手間が省けると考えて我慢しよう。
あ、そうだ、今度マキナに食べてもらうものでも考えてとこ。今度は和風かな?それとも洋風にしようかな?
「で、その人間はあなたとあなたによって選ばれた人間だけってことね」
「他に適任が?さて……君達は少々知り過ぎた。よって、ここで消えてもらうとしよう」
でも、意外な所でデザートバイキングみたいにするのも悪くないかも。マキナの事だし私も一緒に食べろって言うんだから、ちょっとくらい私の好みで作ってもいいよね?
「やあ、久しぶりだねアリサ。できればあのまま眠ってくれればよかったものを……」
「オオグルマ……先生……」
「そんなに殺し足りないなら、また手伝ってあげよう」
あ、そうだ、チョコは普通に売ってるしチョコをメインにしよっと。
「アジン」
うん、確かビター系もあったしマキナも喜んでくれるよね。
「ドゥヴァ」
そうしよ、よし夜はチョコパーティーだね!!
「トゥ「うるさい!!」ぎゃあああ!?」
「イザナミさん!?」
「まったく……人が考えている近くで大声でうるさいんだよ。それにたかだか右腕を握り潰した程度でギャアギャア、ギャアギャア煩い。とっとと私の視界の中から消えないさい。
ただでさえここは煩くてイライラする場所だっていうのに……あー、アリサちゃん、サクヤ話は終わったよね?ちょっと雑だけど、ここから逃がしてあげるよ」
「え、ちょっとイザナミさん、どういう事ですか!?」
私は大きく片足を振り上げて、アリサちゃん達がいる床に全力で踵落としを当てる。するといい感じに床が抜けて、二人はそのまま下へ落ちていった。
あの二人なら転落死する前になんとか助かるだろうし、正直これ以上グダグダ話が続いていたら私の苛立ちが限界に達しただろう。
「ふむ、これは礼を言った方がいいのかな?」
「何言ってるの?私は私の用事を済ませるために、あの二人をここから追い出しただけだよ」
「ほう?君の用事か、それは私に関係があるのかい?」
「ええ、君に聞かなきゃならない事が幾つかある、質問への拒否権は……分かってるよね?」
「……ああ、私もここで死ぬわけにはいかないのでね」
「そう、それはよかった。じゃあ、聞くよ?どうして君は自分から死ぬ道を選んだの?」
「……君は誤魔化せないということか。確かに私の席はアーク計画にはない、計画の完遂と共に私は死ぬ。人類にそれだけの犠牲を強いた私は……」
「建前はなんだっていいよ、言い方を変えよう……君はどうして生きようとしないのかな?」
私のその言葉に一瞬彼の表情に何かしらの感情が浮かんだ。そして、す
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