第四章 炎
第9話 遊園地
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てりゃそれでいい。俺みてェな……闇の人間のよォなクソッタレな人生を送るンじゃねェぞ!」
昔の一方通行ならこんなことは言わなかっただろう。
だが、これは彼の成長であり、本来の心である。
折紙「ふざけ、ないで……ッ!」
一方通行の説得も虚しく、折紙は琴里に攻撃を開始した。
一方「士道!テメェは琴里を安全な場所に避難させとけ!」
士道「!……分かった!」
士道が琴里を担いで一方通行と折紙から見えない位置に行く。
その間にも『ホワイト・リコリス』の左右の手からミサイルが飛んでくる。
一方通行が反撃しようとした、その時、
折紙と一方通行の間に、凄まじいスピードの突風が起こった。
ミサイルは突風により、全て左方へと吹き飛ばされ、そのまま地面に落下していった。
こんなことができるヤツは一方通行を除いたらただ1人だけ。
佐天「大丈夫ですか!?」
佐天涙子だ。
彼女は自分の周りの気流を操作して飛んでいる。
そのまま一方通行の隣に立った。
一方「……どこへ行ってたンだ?」
佐天「えっと……ちょっと知り合いに会ってて、そのままみんなを見失ってしまって……」
明らかに言い訳っぽい言い方だったが、今はそんなことを追求している暇はない。
折紙はこの間にも反撃のチャンスを狙っている。
すると、
自分の周りに結界が展開された。
さっき琴里にやってみせたような、薄緑色の膜を。
それは佐天にもやられていた。
一方「(この程度の膜なら普通に壊せれるが……)」
上を見上げると、折紙は肩で息をしていて疲労があるのが見える。
だが、彼女はこの程度では止まらない。
折紙「くっ……」
苦しそうな表情だったが、それでも前に進む。
そのまま右手に緑色に光る剣らしきものを出した。
それで攻撃してくると思ったその時、
十香「はぁぁぁぁ!!」
その剣を切り、折紙も吹き飛ばした。
十香だ。
隣を見ると四糸乃とよしのんもいる。
一方「……ハッ!ヒーローは遅れてくるってか!」
一方通行は自分の周りに展開されている膜をベクトル操作を使い、それを一瞬で破った。
上方を見ると、十香と四糸乃とよしのん、そしていつの間にか膜から抜け出した佐天が折紙を引きつけている。
一方「……俺の出る幕はもうナシって訳か……なら、あいつらの様子でも見に行くか」
彼は自分が杖を置いていたベンチに向かって歩いていった。
折紙「くっ……」
折紙は苦戦をしていた。
相手は3人。
主に攻撃しているのは十香だったが。
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