暁 〜小説投稿サイト〜
とある3人のデート・ア・ライブ
第四章 炎
第9話 遊園地
[4/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ぜ。説得力がねェとな……」

琴里「でも、私のせいで士道が危険になったら士道を守ってって言ったでしょ?」

一方「俺はその言葉に肯定はしてねェからな」

琴里「……ま、いいわ。向こうの彼女は士道を守ってくれたみたいだし」

と言って2人はほぼ同時に空を見上げる。

そして、

琴里「〈灼爛殲鬼(カマエル)〉」

そう言うと、琴里の身体が霊装に包まれた。

その姿を見た折紙は、

折紙「見つけた……ようやく!」

凄まじい形相になったかと思うと、我を忘れたかのように琴里に向けて砲撃を放った。

だが、相手が悪かった。

凄まじい風の渦が折紙に向かっていく。

随意領域(テリトリー)を展開して、攻撃自体は防いだが、それでも数メートル後ろに吹き飛ばされた。

一方「ほォ……その防御結果みてェなヤツ、なかなか硬ェな」

風の渦を出したのは一方通行だ。

折紙が繰り出した砲撃も一方通行と琴里には効かなかった。

折紙「はぁ、はぁ……」

折紙が武装している『ホワイト・リコリス』は威力は強いが、その分体力の消耗が激しい。

折紙は既に肩を揺らして息をしている。

琴里「くっ……」

その一方で、琴里も左手で頭を抑えて苦しそうにしている。

先ほど、プールの片隅で目撃してしまった光景。それと同じ症状だ。

一方「力を使いすぎだ」

それを見た一方通行が少し呆れたように言った。

琴里「うるさいわね。こっちだってこんなに早く『コレ』がくるとは思わなかったのよ……」

琴里も反論するが、自分自身も少し驚いていた。

一方「テメェはここで休ンでろ。適当にヤツを倒してくる」

と言うと、背中から左右に数メートルの天使の翼を生やし、折紙の方へ飛んで行った。

折紙「くっ……私の狙いはその女。邪魔するなら排除する!」

折紙は再びユニットから砲撃を繰り出す。

しかし、反射の前ではそんなもの意味がない。

折紙「……!」

すぐさま随意領域を展開しようとするが、

それより早く、一方通行が折紙のふところまで来ていた。

飛んできた勢いを殺さず、折紙の腹を殴った。

武装しているとはいえ、手のベクトルを変えられたパンチの威力は凄まじいものだ。

折紙は後ろに吹き飛ばされ、そのまま落下していった。

そこには丁度、琴里がいた。

琴里「戦えないのならあなたはもういらない」

琴里は『(メギド)』を折紙に向けて構えた。

その筒に、炎がどんどん吸い込まれていく。

と、

折紙「そうやって殺したの?5年前のお父さんとお母さんを!」

折紙が最後の抵抗をするように言ってきた。

琴里「な、何を……?」

だが
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ