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優しく抱いて
第二章
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ゃなきゃ駄目よ」
「そうなの」
「女の子にもてないわよ」
 今度はこんなことを言ってきた。
「わかる?そこんところ」
「それはちょっと」
 奈々の言葉にも首を捻るばかりであった。
「まだよくわからないな」
「少なくともよ」
 奈々は言葉を続けてきた。
「わからないと駄目よ」
「女の子のことが?」
「そういうこと。最低言葉の意味はね」
 ゲーム画面に顔を移しての言葉だった。
「わからないとどうしようもないわよ」
「そういうものなんだ」
「それでよ」
 奈々はここまで話したうえで話題を変えてきた。
「何があったの?」
「うん、ちょっとね」
「ちょっとじゃわからないでしょ?」
 完全に奈々のペースになっていた。悠樹は彼女に言われるまま彼女の問いに応える形になっていた。やはり相手が従姉では分が悪かった。

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